先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別に振り返ります。パ・リーグ編です。
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【日本ハム】田宮が19日に1軍登録から外れました。5月の打撃成績が7試合出場で25打数2安打、打率.080、ホームラン0本、打点0で、新庄監督からは「2軍で打席に立たせて調子を取り戻してもらう。打撃に“しなり”を感じないから」とコメントがありました。2軍からは孫易磊が22日に支配下登録され、その日のソフトバンク戦でデビュー。2回無失点で、来日初のホールドを記録しました。
【西武】育成捕手の是沢がイースタン・リーグで目覚ましい活躍を見せています。21日のロッテ戦で三塁打を含む2安打を記録し、24日の巨人戦では田中将から内野安打を3本も打ち、“マー君キラー”としての才能を発揮。また、法大時代には東京6大学リーグで3打数0安打でしたが、オープン戦では良いリードを見せ、守備面も安定してきた彼の支配下登録を強くアピールしています。
【オリックス】打率3割を超え、首位打者を争っていた太田が、18日に右手首に死球を受け、21日に登録を抹消されました。打撲の診断で、彼は最短復帰を目指して舞洲で調整中です。代わりに西野と大里が昇格しました。大里は25日のソフトバンク戦に先発出場し、9回には左前適時打を決めました。中継ぎの山崎と川瀬は23日に抹消され、代わって博志が登板し、9回を3者凡退に仕留めました。
【ソフトバンク】高卒3年目の期待の若手、大野は成長を遂げています。5月から中継ぎとして2軍戦に出場し、先週は20日の中日戦と25日の阪神戦で計2回1/3を無失点に抑えました。通算成績は5試合で1勝0敗、防御率1.17。鹿児島・奄美大島出身の左腕が頭角を現しています。また、右のホープ、前田悠は23日の2軍阪神戦で先発し、5回無失点の好投を見せました。
【楽天】堀内は背中の張りで19日に出場選手登録を抹消されました。16日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を放つなど、4月12日に初めて1軍登録後、26試合で打率.323を記録していました。20日には島内が今季初昇格。ここまで4試合で9打数無安打苦しんでいますが、その復調が期待されます。また、24日に出場選手登録された荘司は同日の日本ハム戦で約1年ぶりの勝利を挙げました。
【ロッテ】22日に、横山が先発転向後初めて1軍でのマウンドを踏みました。5回2安打無失点で好投し、先発として初勝利を飾りました。「まさか先発で1軍の試合に投げると思わなかった。自分でも5回投げられるとは思っていなかった」と予想外の展開に驚きを見せました。今後も2軍で先発調整を続ける方針です。2軍では愛斗が打率.336と好調で、アピールを続けています。