大谷翔平、術後初の実戦投球で打者5人2K 最速156キロ ロバーツ監督「彼は楽しんでいた」

ドジャースの大谷翔平投手(30歳)が25日(日本時間26日)、遠征先のニューヨークで、2023年に行った右肘の手術後初の打者相手の投球練習を行いました。金慧成(キム・ヘソン)、ラッシングら計5人の打者に対し、22球を投げ、1安打2奪三振1四球という好成績を収めました。
ロバーツ監督をはじめ、ベッツ、T・ヘルナンデス、山本由伸といった多くの同僚が見守る中、大谷はマウンドに上がり、気持ちよく投球を開始しました。
左打者のキムを投ゴロに仕留め、右の球団スタッフ、左のラッシングを空振り三振にとり、2巡目のキムに右翼線へ安打を許し、球団スタッフには四球を与えました。
球種は速球に加え、ツーシーム、カットボール、スイーパー、スプリットと多彩な球種を投げ分け、最速で97マイル(約156キロ)を計測しました。
プライアー投手コーチは、「健康な状態で、自信も感じられ、とても良いライブBP(バッティング練習)だった」と振り返りました。今後はリカバリー状態を見ながら調整を進めていく予定です。ロバーツ監督も「見ていて楽しかったし、素晴らしいステップだった。彼は進歩しているだけでなく、試合を楽しんでいる様子だった」と微笑みました。