ロバーツ監督、休養中の佐々木朗希に対する本音を明かす「何か言ってくれれば良かったのに」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が出演したABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ」が26日午前8時に放映されました。
このインタビューで、ロバーツ監督は佐々木朗希投手(23)の右肩のインピンジメントによる15日間の負傷者リスト(IL)入りについての本音と、彼の復帰時期について語りました。
佐々木選手は今シーズン8試合に登板し、1勝1敗という成績を残しています。彼は9日(日本時間10日)にアリゾナでのダイヤモンドバックス戦に先発しましたが、4回5失点と本来の力を発揮できませんでした。そして、中5日で15日(同16日)のアスレチックス戦に先発予定でしたが、13日(同14日)に自身初の負傷者リスト入りとなり登板が見送られました。
ロバーツ監督は、彼を故障者リスト入りさせる前日に佐々木と面談して身体の状態を確認しました。佐々木選手は「少し痛みがある」と述べたものの、監督は「正直に今の状態を話してほしい」と促しました。佐々木選手が「違和感がある」と述べたことで、MRI検査を行い、トレーナーの判断に基づき負傷者リスト入りを決定しました。
ロバーツ監督は以前から肩の違和感を知っていたのかとの問いに対して、「彼は数週間前から肩に違和感があると話していたが、私はそのことを知らなかった。彼のアリゾナでの登板後に初めて知った」と述べました。佐々木選手自身は、痛みを重大なものと捉えずに投げ続けていましたが、ロバーツ監督はピッチング内容から違和感を感じていました。
結局、ロバーツ監督は「球速が落ちてきたし、コントロールも少し乱れ始めていた」ことに気づき、彼が「腕に違和感がある」と言った時に納得がいったと話しています。その時点から佐々木選手の投球練習を中止し、休養を専念させることにしました。
佐々木選手が以前から肩を痛めていたという報道について、ロバーツ監督は「本当だと思います。彼には競争心があり、チームメートを助けたかったのです。一方で、何か言ってくれれば良かったのにとも思います。そうすれば彼を守れたので。でも、朗希の気持ちは理解しています」とコメントしました。
今後は1~2週間の完全休養を経て段階的に投球を再開し、6月末に復帰する見込みです。