【天皇杯】筑波大学が再びジャイアントキリングを達成!J2で2位の大宮アルディージャに敵地で1-0の快勝

筑波大学(茨城県)がまたしてもプロのJリーグチームを破る偉業を成し遂げました。J2で2位を走る大宮アルディージャと相手ホームで対戦し、前半40分にMF廣井蘭人(3年=帝京長岡)が決勝ゴールを決め、格上の相手を打ち倒しました。
試合は、相手の強みである右サイドで競り勝っていた1年生の右サイドバック、布施克真(日大藤沢)が右クロスを上げ、それを廣井が頭で合わせて虎の子の1点をもぎ取りました。
筑波大は昨年も、対戦時にJ1で1位だったFC町田ゼルビアを破り、大学生として初の「J1首位チーム撃破」を果たしていました。
今シーズンも、パリ五輪(オリンピック)を目指すU-23日本代表だったFW内野航太郎(3年=横浜ユース)をエースに、来季J1浦和レッズに加入が内定しているGK佐藤瑠星(大津)ら、豪華なメンバーが揃っていました。得点した廣井も、新潟・帝京長岡高校時代にスーパー1年生として全国選手権で4強入りに貢献したスター選手。アウェーにもかかわらず、果敢に挑んで勝利を収めました。
2017年度も大会を盛り上げ、1回戦でJ3のYS横浜を破り、三笘薫(現ブライトン)が得点した2回戦でも当時J1のベガルタ仙台に勝利。さらに、3回戦ではJ2のアビスパ福岡にも勝利していました。
8強を懸けた4回戦では、この相手の大宮に0-2で敗れていた経験がありましたが、今回は後輩たちがその借りを返すことに成功しました。
一方、大宮はリーグ戦の好調からターンオーバーを行い、背番号10のFW豊川雄太らを温存。DF市原吏音やFW杉本健勇がベンチ入りし、後半27分から杉本らを投入したものの、同点に追いつくことはできませんでした。
その他の会場では、元日本代表監督の岡田武史氏が会長を務めるJ2のFC今治が、J3の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島県)に0-2で敗れました。また、前日24日には、同じくJ2の水戸ホーリーホックがJ3のSC相模原(神奈川県)に0-1で屈しました。