大の里の恩師「大谷翔平選手のようで、彼にとってはここが通過点」と、教え子の成長を見守る

大関・大の里(24歳・二所ノ関部屋)は、自身初の全勝優勝を惜しくも逃しました。結びの一番で横綱・豊昇龍(26歳・立浪部屋)と対戦し、得意の右を差して攻め立てたものの、土俵際で逆転の上手ひねりを決められ、今場所唯一の黒星となりました。
新潟・能生中学校と海洋高校で合計6年間、大の里を指導した田海哲也総監督も現地で応援を送っていました。全勝優勝とはなりませんでしたが「自信を持って良い結果」とうなずいていました。
教え子の成長を嬉しく思った様子で、13日目で優勝を決定させた際も、花道を歩く中で付き人たちに祝われても表情を引き締めたままでした。「頼もしい姿でした。大谷翔平選手のようで、彼にとってはここが通過点だと思っている」と述べました。
そして、横綱昇進も確実視される状況に「彼は立場によって性格を形成されていく。国民から愛される横綱になることでしょう」と期待感を示していました。