【ボクシング】重岡銀次朗、2連敗で救急搬送 12ラウンド戦った末に意識を失ったか 目を閉じて担架で運ばれる

IBF世界ミニマム級で第4位の重岡銀次朗(25歳、ワタナベジム)が王座への復帰を果たせなかった。同級王者のペドロ・タドゥラン(28歳、フィリピン)に対し、ダイレクトリマッチで挑戦したが、1-2で判定負けを喫した。昨年7月に初の黒星を与えられたタドゥランにリベンジを果たすことができず、連敗を喫した。
試合はフルラウンド戦われ、判定が発表されたとき、重岡はコーナーに戻り椅子に座ると同時に目を閉じ、意識を失ったかのように肩の力が抜けた。セコンドにいた前WBC世界同級王者で兄の優大が声をかけるも反応がなく、担架で運ばれることになった。その後、運ばれている途中に優大らセコンドの声に反応し、右拳で顔を拭うような動作を見せたため、すぐに意識は戻った様子だった。しかし、試合後の記者会見は行わず、そのまま重岡は病院に搬送された。
昨年7月の初対戦時には、2回に右眼窩底骨折を負った上でTKO負けを喫し、苦しい展開が続いた。前回もリングから担架で運ばれ、病院に行かなければならないほどのダメージを受けていた。