** 【楽天】浅村栄斗は「強さ」の人 痛みに強い体、力強いスイング、強い心で2000安打到達 **

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強さ—。平成生まれとして初めて、史上56人目となる通算2000安打を達成した楽天の浅村栄斗内野手(34)。彼を表すのに最も適した言葉です。

痛みに対して非常に強い選手です。西武時代から続けてきた連続試合出場は、今月20日の西武戦で途切れたものの、パ・リーグ記録として「1346」を達成した鉄人でもあります。怪我をしないわけではありませんが、彼は「痛いと感じたら、その部分ばかりに意識が行くので、あまり気にしない」と言っています。あえて鈍感でいることを大切にしています。

今季も右太もも裏を痛めながら出場を続け、自身2度目の本塁打王に輝いた。今年4月26日のソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)では、左太もも裏に死球を受けて倒れ込んでも治療後に代走を送られず一塁へ向かいました。「レギュラーとして出る以上はずっと出たい」との思いのもと、翌日も痛みを抱えつつ2安打を放ちました。

力強いスイングは浅村の代名詞です。大阪桐蔭時代の恩師、西谷浩一監督(55)から「とにかく思い切り振ってこい」と教わったことが彼のスイングスタイルに影響を与えています。「ホームランを打ちたいと打席に入るわけではなく、強く振った中で生まれるヒットも多い。後悔がないようにするのが基本」と力強く語ります。

心の強さも彼の特徴です。調子の良し悪しにかかわらず、メンタルは常に一定である彼は、試合前のロングティーなど早朝練習を欠かさず、自分の信じる道を進むことを大切にしています。高校時代には寝坊を繰り返し監督から注意を受けていましたが、今では信じられないほどストイックに野球に打ち込んでいます。

チームメートの鈴木大は「実力をつけるのにも心の強さが必要。浅村さんは体だけでなく心も非常に強いと思う」と話しています。また、小郷も「彼の調子の良し悪しは分からないくらい感情の波がないように見える」と証言しています。

自己ワーストの35打席連続無安打も経験した2000安打到達は、まさに浅村の「強さ」そのものです。【山田愛斗】

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