Day: May 24, 2025

【ボクシング】重岡銀次朗、判定負け直後に担架で運ばれ救急搬送…リベンジ王座奪還にあと一歩届かず

ミニマム級での王座奪還を目指した重岡銀次朗(25)は、王者ペドロ・タドゥラン(28=フィリピン)に1-2で判定負け。試合後、彼は担架で運ばれ、病院に緊急搬送される状況となった。   ◇   ◇   ◇1対2で判定負けが決定した直後、重岡の意識は薄れ始めた。最終ラウンドまでの激しい攻防によるダメージが大きく、リングから担架で運ばれ救急搬送となった。所属ジムの町田トレーナーは「判定を聞いてから意識が遠のいた」と説明し、彼と一緒に病院へと向かった。昨年7月から約10ヵ月ぶりの直接リマッチ。王座を失った悔しさを晴らすべく挑んだリベンジマッチでは、序盤から軽快なフットワークと効果的なボディーブローで攻めた。この戦いについて渡辺会長は「判定はジャッジの見方だが、銀次朗は彼本来のボクシングを見せてくれた」と評価。試合プラン通りに進行し、タドゥランに「4度の左ボディーブローは効いた。6ラウンドで受けたときには、勝てないかもしれないと感じた」と言わせるほど追い込んだ。しかし、最後には王者の圧力に押し切られる形で判定負け。キャリア初の黒星をつけられた相手に再び敗れる結果となった。「すべてを出し尽くして、少しでも変わった自分を見せたい」。その言葉通りに戦い抜いたものの、王座奪還まであと一歩届かなかった。【永田淳】◆重岡銀次朗(しげおか・ぎんじろう)1999年(平成11年)10月18日、熊本市生まれ。幼稚園から小学6年まで空手を習い、小学4年からはボクシングを開始。小学5年からU-15全国大会で5連覇。熊本・開新高では16、17年の高校選抜で連覇、16年の国体で優勝するなど合計5冠を獲得。アマチュアでの戦績は56勝(17KO・RSC)1敗。2018年9月にプロデビューし、プロ4戦目でWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座を取得。2022年3月に日本同級王座、2023年4月にIBF世界同級暫定王座を獲得し、同年10月に正規王者として認められる。家族は両親と姉、兄、妹がいる。身長153センチの左ファイター。

F1解説の第一人者が62歳で心臓突然死「あまりにも突然の旅立ち」小倉茂徳さん、後日お別れの会

F1シリーズ取材、解説の第一人者として知られたモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳(おぐら・しげのり)さんが亡くなった。62歳。東京都出身。14日夜に心臓突然死で急逝したという。早稲田大(早大)第二文学部を卒業後の1987年(昭62)からHondaの広報担当としてF1グランプリ(GP)に同行。「オグたん」の愛称でドライバーや関係者、ファンから親しまれた。F1の各国GPを配信するDAZNは24日、公式X(旧ツイッター)で追悼した。「【追悼】DAZN F1ファミリーの解説者としておなじみの小倉茂徳さんが、2025年5月14日夜に心臓突然死により亡くなりました。享年62歳でした」「小倉さんは、1987年からHonda F1チームの広報担当としてF1グランプリに帯同した後、モータースポーツジャーナリストとして活躍されました」「積極的に選手や関係者への取材を行い、モータースポーツの真実を追求する一方、安全面についても深く研究され、モータースポーツの発展に日々尽力されました」「DAZNがF1グランプリの配信を開始した2016年より、解説として参加され、F2、F1アカデミーについても担当中でした」「『オグタン』の愛称で大勢のモータスポーツファンからも親しまれ、あまりにも突然の旅立ちに、我々スタッフ一同も深い悲しみに暮れています」「22日、小倉さんは千葉県内の斎場にて荼毘に付されました 現在、有志の方々で、小倉茂徳さんを偲ぶお別れの会を計画中です 詳細については改めて、お知らせいたします」

** 【楽天】浅村栄斗は「強さ」の人 痛みに強い体、力強いスイング、強い心で2000安打到達 **

** 強さ—。平成生まれとして初めて、史上56人目となる通算2000安打を達成した楽天の浅村栄斗内野手(34)。彼を表すのに最も適した言葉です。痛みに対して非常に強い選手です。西武時代から続けてきた連続試合出場は、今月20日の西武戦で途切れたものの、パ・リーグ記録として「1346」を達成した鉄人でもあります。怪我をしないわけではありませんが、彼は「痛いと感じたら、その部分ばかりに意識が行くので、あまり気にしない」と言っています。あえて鈍感でいることを大切にしています。今季も右太もも裏を痛めながら出場を続け、自身2度目の本塁打王に輝いた。今年4月26日のソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)では、左太もも裏に死球を受けて倒れ込んでも治療後に代走を送られず一塁へ向かいました。「レギュラーとして出る以上はずっと出たい」との思いのもと、翌日も痛みを抱えつつ2安打を放ちました。力強いスイングは浅村の代名詞です。大阪桐蔭時代の恩師、西谷浩一監督(55)から「とにかく思い切り振ってこい」と教わったことが彼のスイングスタイルに影響を与えています。「ホームランを打ちたいと打席に入るわけではなく、強く振った中で生まれるヒットも多い。後悔がないようにするのが基本」と力強く語ります。心の強さも彼の特徴です。調子の良し悪しにかかわらず、メンタルは常に一定である彼は、試合前のロングティーなど早朝練習を欠かさず、自分の信じる道を進むことを大切にしています。高校時代には寝坊を繰り返し監督から注意を受けていましたが、今では信じられないほどストイックに野球に打ち込んでいます。チームメートの鈴木大は「実力をつけるのにも心の強さが必要。浅村さんは体だけでなく心も非常に強いと思う」と話しています。また、小郷も「彼の調子の良し悪しは分からないくらい感情の波がないように見える」と証言しています。自己ワーストの35打席連続無安打も経験した2000安打到達は、まさに浅村の「強さ」そのものです。【山田愛斗】

中島裕之氏が真相激白 メジャー帰国後に起きた争奪戦「西武から早い段階でなかったことにって」** **

** 元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」を更新し、3月に現役引退を発表した元西武の中島裕之氏(42)が、メジャーからNPBへ復帰した際の裏話を語りました。 中島氏は2012年オフに海外FA権を行使し、アスレチックスと2年契約を結びました。その後、2014年オフにNPB復帰が決まり、複数の球団による争奪戦の末にオリックスに入団しました。中島氏は「報道では阪神と西武が取り上げられ、西武は(中島から西武に対して)『断りの連絡が入った』と記事になった」とメディアの報道を振り返りました。 しかし、ここで中島氏は真相を告白。「これを言って良いか分からないけれど、早い段階で西武から『話は無かったことにしてくれるか?』と言われました。でも『昔からの関係だから、どこか決まったら教えてな』と言われてたんです。それを真に受けて、『チーム(オリックスに)決まりました』と西武側に連絡したら、『(中島が西武に)断りの連絡を入れた』と記事にされました」と苦笑いで明かしました。 中島氏はオリックスで4年間プレーしましたが、2018年オフに減額制限を超える減俸を提示され、新たに巨人と契約しました。「(当時監督の)原さんからも声をかけてもらいましたし、そこで(坂本)勇人や阿部(慎之助)さん、長野(久義)や内海(哲也)もいるなと思って」と巨人入りの理由を語りました。

亀田和毅3階級制覇ならず「無理と言われたフェザー級でボコボコにされたわけじゃ」現役続行意向

3階級制覇の夢は遠かった。フェザー級は挑戦者の同級1位亀田和毅(33=TMK)が、王者アンジェロ・レオ(31=米国)に判定0-2で惜敗した。消極的だった序盤の戦いを悔やんだ和毅は、今後も現役を続けて挑む意向を示した。ミニマム級は王座奪回を目指した重岡銀次朗(25)が王者ペドロ・タドゥラン(28=フィリピン)に判定1-2負け。試合後は担架で運ばれ、病院に救急搬送された。   ◇   ◇   ◇敗者とは思えないほどすがすがしい表情だった。会見場に現れた和毅は顔にダメージも見せず、「12Rやりきった結果」と言った。王者レオと互角に打ち合った。ただ、悔いは序盤4ラウンドだった。「(レオに)パワー、パンチがあるのか頭に入れすぎて前半、見てしまった部分があった。冷静にいこうとしたのがこの結果」。4回までジャッジ2人のフルマークが、最後に響いた。中盤以降は積極的に前へ出て、ポイントもとったが序盤の“失点”は挽回できなかった。19年7月以来、6年ぶりの世界戦だった。兄の興毅氏(38)がプロモーターとしてマッチメークに奔走。今回、両者のファイトマネーは推定100万ドル(約1億5000万円)と大勝負を打った。世界挑戦がなかなか決まらない中、和毅は「いつできるのか不安はずっとあった。モチベーションも上がらないし、あせりもあった」と明かす。それを兄貴が解消してくれた。応えたかったが、フェザー級、3階級制覇の壁はやはり分厚かった。「内容は悪くない。それでも勝てなかった。(慎重にいった)1~4Rが世界の壁なんだと思う」と言った。「亀田家最終章」と銘打たれた試合だが、和毅はあきらめない。「無理と言われたフェザー級でもボコボコにされたわけじゃない。バチバチにされたら無理やなとなるけどそうじゃないんで」と現役を続ける意向を示した。高額なファイトマネーでマッチメークも難しい階級だが「兄貴に任している」。惜敗から学び、フェザー級王者を目指す。【実藤健一】

【阪神】藤川監督が納得いかない「最後の1球ストライクについて」井上監督の抗議が影響か

阪神は名古屋での苦い敗戦を経験しました。1点差まで追い上げた末の惜しい敗戦です。阪神の藤川球児監督(44)は試合後、「最後の中野への1球が納得いかない」と不満を明かしました。9回、先頭の渡辺選手が四球を選んだ場面で、中日の井上監督が球審に抗議し、試合は最後に2死二塁、フルカウントで中野選手への際どい内角球がストライクと判定され、「井上監督の抗議があり、最後にストライクを取ったように思われても仕方ない」と苦言を呈しました。この1敗で、2位DeNA、3位巨人に0.5ゲーム差まで迫られる形に。   ◇   ◇   ◇最後の1球は非常に際どいものでした。9回表、1点差まで迫った中で、なおも2死二塁の状況。中野選手はフルカウントからの内角155キロの直球を自信を持って見逃しましたが、判定はストライクで試合終了。中野選手は信じられないといった表情で苦笑いし、中日ナインが歓喜する中、打席に30秒以上残りました。ベンチに戻っても、呆然とした表情を浮かべていました。「最後の中野への1球は、正直納得いかないですね」試合後、藤川監督は力強く言葉を発しました。ストライクやボールの判定に対する単なる怒りではなく、それまでの試合の流れに疑問を感じたのです。「井上監督の抗議があって、最後にストライクを取ったように見えてしまう。反対側から見ると、井上監督が出たことで最後の判定につながったという風に見える。非常に判定が難しいとは思いますが、アンパイア側も考えてもらう必要がありますね」伏線は9回の先頭、代打渡辺の打席にありました。フルカウントからの松山の156キロ直球は低めに投げられ、小林球審は腕を上げかけたもののボールと判定。観客の中には三振と思い拍手する中日ファンの姿もありました。これに対し中日指揮官がすぐに抗議。阪神監督は「ストライク、ボールへの抗議は禁止なはずですが」と疑問を持ちました。「明らかにタイガースサイドから見れば、最後の結果につながった抗議と見えるので、改善の余地があると思います」藤川監督は最後まで冷静に訴えました。中野選手は無言でチームバスに乗り込みました。2位DeNA、3位巨人に0.5差まで詰められ、4位広島とも1ゲーム差の非常に激しいレースの中、重い雰囲気を払拭したいと考えています。【伊東大介】

大谷翔平が全身ホワイトスタイルでニューヨークへ「カッコイイ!」—MVPトリオのビッグショットを球団公式が公開

ロサンゼルス・ドジャースの公式Xが23日(日本時間24日)に更新され、大谷翔平投手(30)を含む「MVPトリオ」が敵地のニューヨーク、メッツ戦(シティフィールド)に姿を見せるシーンが公開されました。 「ビッグ3がニューヨークへ」と題され、大谷選手に加えて、ムーキー・ベッツ内野手(32)とフレディ・フリーマン内野手(35)の写真が掲載されました。 大谷選手は全身白のスタイルで登場。白いTシャツに白いジャケットを羽織り、パンツもホワイトを選びました。左肩にはショルダーバッグを掛け、鋭い目つきで球場入りしました。 ベッツ選手はネイビーのアウターを、フリーマン選手は金フレームのサングラスとベージュのタイトな半袖シャツを着用していました。 SNS上では「いつもカッコいい!」「大谷のジャケットが素敵」「フリーマンもカッコいい!」と多くのコメントが寄せられています。 また、球団公式のインスタグラムでは、サングラス姿の山本由伸投手(26)を白黒写真で紹介。クレイトン・カーショー投手(37)、ミゲル・ロハス内野手(35)、キケ・ヘルナンデス内野手(33)などの選手の球場入り写真も続々とアップされました。 この試合では、延長13回、合計5時間46分に及ぶ激闘を7-5で制しました。

【阪神】後味の悪いゲームセット 中野拓夢、ストライク判定に納得いかず 試合後も沈黙

阪神にとって残念な形で試合が終わった。9回、1点差まで追い上げ、なお2死二塁のチャンスが続く場面。打席に立った中野拓夢内野手(28)は、フルカウントからの7球目に、中日投手の松山晋也(24)が内角に投じた155キロの速球を見送りましたが、球審の判定はストライク。見逃し三振で試合が終了しました。中野は最初は信じられないという様子で苦笑いを見せたものの、その後は険しい表情を浮かべました。中日チームが勝利の喜びを分かち合う中、中野は30秒以上も打席に留まりました。ベンチにいる藤川球児監督(44)も、納得がいかないような表情をしていました。試合後、中野はインタビューに応じることなく、静かにバスに乗り込みました。

熊目撃で女子ゴルフ最終日が中止に 選手と観客の安全確保できず、ルーキー前田羚菜が優勝

日本の女子ゴルフステップアップツアー、ツインフィールズ・レディースは24日に石川県のツインフィールズ(6481ヤード、パー72)で最終ラウンドを予定していましたが、コース内で熊の目撃情報があったため、安全を考慮して競技が中止となりました。 優勝がかかった最終日に、予想外のアクシデントが発生しました。コース内に熊が現れ、午後12時34分に競技が一時的に中断されました。警察や地元行政の指示のもと協議が行われた結果、選手と観客の安全が確保できないと判断され、16分後の12時50分に中止が決定されました。 第2ラウンド終了時点で、トータル6アンダーの138でリーダーボードのトップに立っていた前田羚菜選手(19歳、ミロク情報サービス所属)が初優勝を飾ることになりました。

【阪神】藤川球児監督が9回の中野見逃し三振に「正直納得いかない」—直前には中日井上監督が抗議

阪神タイガースの監督である藤川球児(44歳)は、試合後に自身の不満を隠さなかった。2点を追う9回表、藤川監督は代打として渡辺を送り出し、カウント3-2まで粘らせた。中日のクローザー松山が投じた156キロの直球は、微妙な低めの位置だったが、小林球審は腕を少し上げたものの、最終的にはボールと判定。これに対して中日ドラゴンズの井上監督がベンチを飛び出し、球審にジェスチャーの確認を求めた。 藤川監督はこれをストライク・ボールの判定への抗議とみなし、「ストライク・ボールへの抗議は基本的に禁止されているはずです。それが行われた上で最後の中野の1球というのは、正直納得できませんね」と批判を述べた。 9回1死二、三塁の場面で近本の内野ゴロにより1点を返し、2死二塁という状況に持ち込んだ。しかし、中野はカウント3-2から内角の厳しい155キロのストレートをストライクと判定され、見逃し三振に終わった。試合終了直後、中野は立ち尽くして呆然とするばかりだった。 藤川監督は「タイガースの視点から見れば、抗議と最後の結果は明らかに変に映るので、改善の余地があるのではないか」と述べた。