【陸上】不破聖衣来、マラソン挑戦への決意「強い思いを持っています」実業団デビュー戦で自信を得て…7月にはハーフマラソン予定

4月に三井住友海上に入社した不破聖衣来(22歳、せいら)が実業団デビュー戦に挑み、32分50秒03で5位を獲得しました。日本人選手の中では3位という結果でした。
自己ベストである日本歴代3位の30分45秒21とは2分以上離れていましたが、調整の一環としてレースをしっかりと走り切りました。「32分半を目標にしていましたが、最低限の目標としていた33分を切ることができて良かったと思います」と振り返り、自信を感じていました。
拓殖大学時代には2年の時から怪我の影響で約1年半ほど試合から遠ざかっていたこともありましたが、4年生の時に回復の兆しを見せ、今回のレースに向けて継続的な練習を重ねました。目安としていた32分台に到達し、「デビュー戦で1レースを無事に終えられて、安心しています」と安堵の表情を見せました。
2027年のマラソン挑戦に向け、次戦は7月上旬にオーストラリアで初のハーフマラソン(ゴールドコースト)に挑む予定です。「マラソンに挑戦したいという強い意志があり、今年は距離を伸ばしていきたいです。今シーズンは1万メートル、そして可能ならハーフマラソンを目指しています。1万メートルでは32分半を切りたいですし、ハーフでは1キロあたり3分20秒ペースを維持したい」と述べました。
優勝はケニアのカマウ・タビタ・ジェリ選手で31分56秒72でした。日本人トップは3位の筒井咲帆(ユニバーサル)で32分40秒35でした。