40歳の玉鷲が幕下優勝の大辻を祝福し、再び付け人を卒業 「早く対戦したい」と彼の成長に期待

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40歳で最年長の関取、玉鷲(片男波部屋)が彼の付け人である東幕下3枚目の大辻(21歳、高田川部屋)の活躍を祝いました。

大辻は3月の春場所で新十両に昇進し、玉鷲の付け人を卒業しましたが、5勝にとどまったため幕下に落ち、今回の場所で再度付け人を務めていました。しかし、今回の場所で7戦全勝を達成し、幕下優勝を決め、十両への復帰を確実にしました。

取組後に風呂から上がった玉鷲は、報道陣に囲まれながら、「大辻関、ゼキ…」とつぶやき、付け人をいじる場面も見せました。「1場所で昇進することは重要。これから長く関取の地位を保つための良い経験だね」と語り、共に過ごした日々をしみじみと振り返りました。玉鷲が取組へ向けた準備をしている際、大辻は彼の練習相手となり、強烈な当たりを受け止めていたのです。

二人は違う部屋に所属していますが、同じ一門の縁により関取と付け人の関係を築いたのです。玉鷲が高田川部屋に出稽古に行く際も、大辻と何度もぶつかり稽古を行い、胸を貸していました。今後は再び関取同士として競い合うことが期待されています。

玉鷲は「自分が弱くなる前に、早く対戦したい」と冗談めかしながらも、大辻の成長と今後の活躍を期待していました。【佐々木一郎】

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