【阪神】巨人戦で初のカード負け越しとなる…ネルソンが延長戦で決勝打を浴びる

阪神タイガースは今季5度目の延長戦で敗れ、巨人との対戦で開幕以来4カード目にして初の負け越しとなった。
試合は2-2で迎えた延長11回、投手ニック・ネルソン(29)が登板したが、先頭打者の笹原に内野安打を許し、暴投も重なり2死二塁とされた後、門脇が右翼へ決勝の適時三塁打を放った。
阪神は一時リードを奪い返す場面もあった。1点を先制された直後の2回、佐藤輝は相手のエラーで出塁し、無死一塁で大山悠輔内野手(30)が左翼へ逆転の2ランを放った。この本塁打は4月23日のDeNA戦(横浜)以来の甲子園での本塁打となった。
しかし、2-1で迎えた7回、先発のジョン・デュプランティエ(30)から継投した及川雅貴投手(24)が先頭の代打ヘルナンデスに同点ソロ本塁打を打たれ、一時同点に追いつかれた。
その後の8回、先頭の代打ヘルナンデスが初出場で初安打を記録し、続く近本の四球と犠打野選で無死満塁の絶好のチャンス。だが、森下が三塁ゴロ併殺、佐藤輝の申告敬遠後に大山が空振り三振を喫し、好機を逃した。
今季の巨人戦は12試合を終えて8勝4敗と優位に進めていたが、このカードでは初の負け越しとなった。試合前には桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で登録を抹消されるなど、大幅な選手入れ替えが行われたが、チーム一丸での勝利にはつながらなかった。