久保建英、地元紙でMVPに選ばれる「悲しいシーズン終盤で唯一の免責者」

レアル・ソシエダードのホームで行われたジローナ戦にて、日本代表MF久保建英(23)が地元紙によりMVPに選ばれました。
この試合は5月18日にスペインリーグ第37節として行われ、Rソシエダードはジローナと対戦しました。試合中、2度リードを奪いながらも追いつかれる展開。しかし、後半アディショナルタイムにマリエスクレナが決勝ゴールを決め、試合は3-2でRソシエダードの勝利となり、7試合ぶりの勝ち点3を得ました。
久保は7試合連続で先発出場し、特に前半に積極的なプレーを見せました。18分にはオヤルサバルの決めたPKを獲得。さらに22分と46分には惜しいシュートを放ち、相手ゴールを脅かす場面を作りました。試合を通してフル出場し、チームの久々の勝利に大きく貢献しました。
地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の彼をMVPに選び、「Rソシエダードのベストプレーヤー、もしくはこの悲しいシーズン終盤において唯一その責任から逃れられる存在」と高く評価。努力を続け、隠れることなく、勇敢で競争心を持ち続けたプレーを称賛しました。特にPKを得てスーパーゴールをあと少しで2回決めるところだったと評し、試合を通じて危険な存在だったと記述、チームトップとなる7点(最高10点)を与えました。
他の選手の評価としては、レミーロ、ハビ・ロペス、スビメンディ、ブライス・メンデス、パブロ・マリン、オヤルサバルが6点、トラオレが5点、アイエン・ムニョスとバレネチェアが4点、スベルディアにチームワーストの2点がつけられました。途中出場の選手であるスチッチ、セルヒオ・ゴメス、トゥリエンテス、アランブル、マリエスクレナに関しては採点なしとなっています。
Rソシエダードのスペインリーグでの成績は、現在37試合で13勝7分け17敗、勝ち点46で11位に位置しています。一方、久保の今シーズンの成績は、35試合(先発26試合)、2292分出場、5得点0アシストです。
Rソシエダードは、これから24日にアウェイで行われるスペインリーグ第38節のラストマッチでレアル・マドリードと対戦し、今シーズンの全日程を終了する予定です。(高橋智行通信員)