【体操】岡慎之助、五輪の新旧王者対決に勝利し2連覇—10月の世界選手権出場権を獲得

パリオリンピックで3冠を獲得した岡慎之助(21歳、所属:徳洲会)が、このたび2連覇を果たし、10月にジャカルタで行われる世界選手権の出場権を手にしました。岡は、4月の全日本選手権での成績を含めた持ち点を合算し、252.109点でフィニッシュしました。この結果、全日本選手権5連覇を誇る橋本大輝(所属:日本生命/セントラルスポーツ)を0.200点差で抑え、新旧の五輪王者対決を制しました。
競技は第1種目の床運動から始まり、岡は14.133点で好スタート。次いで、あん馬で13.600点、つり輪で13.566点、跳馬で14.000点、得意の平行棒では14.466点を獲得しました。しかし、最終種目の鉄棒で思わぬ落下による減点があり、最終得点は12.633点。それでも、わずかにリードを守りきりました。
昨年は、橋本が右手中指側副靱帯を損傷し競技を欠場。今年の全日本選手権ではわずかな差で勝利を譲りましたが、岡は会見で、「全日本の持ち点差はいつでも覆せる。目の前のことに集中すれば勝てる」と自信を見せていました。
角皆友晴(所属:順天堂大学)は11位から7位に順位を上げました。