【全米プロ】松山英樹選手が挑む難関「グリーンマイル」…刑務所の死刑台へと続く通路が名前の由来
男子ゴルフのメジャー第2戦、全米プロ選手権はクウェイルホロー・クラブ(7626ヤード、パー71)で開催されています。このコースの16~18番ホールは、その難易度の高さから「グリーンマイル」と呼ばれています。その名前の由来は、刑務所内で死刑台に続く通路が緑色の床で覆われており、「死に向かう長い道」として名付けられたことにあります。アメリカでは1990年代後半に、この通路を舞台にした奇跡の物語が小説として発表され、その後映画化もされています。この3ホールはすべて水が関与しています。16番ホールは529ヤードの長いパー4で、グリーン左奥には池が控えています。17番は223ヤードのパー3で、池を越えるホールとなっており、左から奥に広がる池からの風が影響を与えます。18番は494ヤードのパー4で、左側には小川が続き、フェアウェーからわずか数ヤードで球が転がり落ちることがあります。このコースは1961年にオープンされ、2016年には名デザイナーであるトム・ファジオ氏によって改修されました。2017年には全米プロ選手権、2022年にはプレジデンツ・カップが開催されています。マスターズ・トーナメントで知られるオーガスタ・ナショナルGCには、11~13番ホールが「アーメンコーナー」と呼ばれ、祈りの気持ちで挑むことで有名です。数々のドラマを生み出してきましたが、今週は「グリーンマイル」での逆転劇が期待されます。