亀田和毅が現役続行の理由、井上尚弥との対戦を目指して「ぶちのめすのは俺」 **

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ボクシングIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(33歳、TMK所属)が、井上尚弥という“モンスター”を倒す意気込みを語りました。13日、大阪市内の所属ジムで練習の様子を公開しました。24日にはインテックス大阪で、同級王者アンジェロ・レオ(30歳、米国)に挑戦し、3階級制覇を目指します。王座獲得のその先に見据えるのは、4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32歳、大橋ジム所属)とのスーパーマッチです。和毅は、現役でいる理由を「井上しかおらんでしょ」とし、「ぶちのめすのは俺しかおらん」と断言しました。
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プロ46戦を経験している和毅は、余計な緊張感やプレッシャーを感じていないようです。「何も変わりはない。やることは同じ。1日1日自分に勝つことをテーマにやっている。おもろい試合になると思う。自分でも楽しみだ」と語りました。
2019年7月のWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦でレイ・バルガス(メキシコ)に0-3の判定負けを喫して以来、約6年ぶりの世界戦となります。3階級制覇に対して、「全く興味ない」と言っていますが、その先には大きな目標があります。現役でいる理由を「井上しかないでしょ」と再び井上尚弥をターゲットに据えました。
スーパーバンタム級4団体制覇王者である井上は、来年5月にWBC世界バンタム級王者中谷潤人とのビッグマッチが計画されており、スケジュールは多忙です。しかし、もし和毅がフェザー級の王座を獲得すれば、対戦の機運が高まる可能性もあります。「井上と戦うための壁が今回のレオ。この壁を突破して、対戦に持ち込みたい」と語りました。
父でありトレーナーの亀田史郎氏(59歳)を中心に約10人のチームを編成し、試合に向かっています。今回の世界戦は試金石です。井上尚弥とのビッグマッチ実現に向け、「ぶちのめすのは俺しかおらんでしょ。今回勝ってからほえまくりますから」と意気込んでいます。【実藤健一】
○…和毅の挑戦を受ける王者レオが、先に日本に来日していたことが明らかになりました。当初の予定では14日に来日する予定でしたが、プロモーターの亀田興毅氏にも知らせがなく「8日か9日に来日していたらしい」と述べました。興毅氏は「何で来てるんって感じ」と困惑を表しつつ、「時差に早く慣れなあかんとか、ナーバスになってるのかもしれん」と推測しました。