柳沢敦と吉田麻也も在籍した名門サンプドリアが初のセリエC降格となる

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日本からの選手、柳沢敦と吉田麻也もかつて在籍していたイタリアの名門クラブ、サンプドリアが、その長い歴史の中で初めてセリエC(第3部)への降格の運命を辿ることとなりました。これは日本時間で14日に行われたセリエBの最終節で、ユーベ・スタビアと0-0で引き分け、最終的に18位が確定した結果によります。この屈辱的な降格は、1946年のクラブ創設以来78年間で初めてのことです。

サンプドリアは、1989-90年には強力な2トップであるマンチーニとビアリ、ブラジル代表のMFトニーニョ・セレーゾなどを擁してカップウィナーズカップを制し、翌年90-91シーズンにはセリエAで初の優勝を飾りました。91-92年には欧州チャンピオンズカップ(現・欧州CL)の決勝に進出し、バルセロナに延長戦で敗れ準優勝という輝かしい成績を収めています。また、オランダ代表のスター選手フリットらも加入し、80年代後半から90年代半ばには強豪として知られていた存在でした。国内のカップ戦、コッパ・イタリアもこれまでに4回制覇しています。

しかし、2022-23年シーズンには賃金未払い問題が表面化し、結果的に最下位の20位となりセリエBへ降格しました。今シーズンは元イタリア代表の司令塔であるアンドレア・ピルロが監督に就任しましたが、わずか3試合で解任。その後もチームは勝ち点をなかなか伸ばせず、1シーズンで3度も監督が交代するなど、混乱が続きました。

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