一般財団法人「スポーツエコシステム推進協議会」は、2024年において日本国内の人々が海外のスポーツベッティングサイトを使用してかけている金額が約6兆4503億円になると発表しました。このうち、海外のスポーツに対する賭け金は約5兆4319億円、日本国内のスポーツに対する賭け金は約1兆183億円でした。
日本国内のスポーツで賭けの対象となった競技では、プロ野球が最も高額で約5281億円という結果になりました。2位はサッカー(Jリーグ、天皇杯など)で約3334億円、3位がバスケットボール(Bリーグ、天皇杯、Wリーグ)で約869億円、4位がテニスで439億円、5位がバレーボールで163億5000万円でした。
日本から賭けの対象となったスポーツリーグや大会では、1位が国内のプロ野球(5281億円)、2位がサッカーのプレミアリーグ、3位がバスケットボールのNBA、4位がサッカーのUEFAチャンピオンズリーグ、5位がサッカーのEURO2024、6位がサッカーのJリーグ、7位がサッカーのスペインリーグ、8位が米国の野球リーグ(MLB)、9位がサッカーのUEFAヨーロッパリーグ、10位がサッカーのセリエAでした。
この調査は協議会が海外スポーツプロバイダー(接続業者)を通じて独自に行い、推計した金額です。
一方、海外から日本のスポーツに対して賭けられた額は総計約4兆9112億円と推計され、そのうち海外居住者が賭けた金額は約3兆8928億円、日本居住者は約1兆183億円でした。
スポーツ別内訳では、サッカーが約2兆8534億円で最も多く、続いて野球が約8829億円、バスケットボールが約5223億円でした。
賭け金における国別シェアでは、サッカーで中国からが61%、日本からが12%、インドネシアからが7%占めていました。野球では日本からが60%、中国からが18%、米国からが11%、韓国からが8%、台湾からが3%でした。
3月には警視庁が公表した実態調査によると、国内でオンラインカジノを利用した経験者は約337万人いるとされ、年間賭け金総額は約1兆2000億円と推計されることも分かっています。