山本由伸、満塁弾含む5失点で5勝目を逃す 防御率1.80で2位に後退…千賀滉大がトップに

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は5勝目を目指して先発登板しましたが、満塁本塁打を含む2本のホームランを許し、5回を投げて5失点でマウンドを降りました。
試合の立ち上がり、1回では1番のキャロルを直球で二ゴロに仕留め、続いてマルテをフルカウントから内角のカットボールで一ゴロ、3番のスミスを投ゴロで3者凡退に抑え、順調なスタートを切りました。
2回ではネイラーとスアレスを左飛に打ち取りましたが、2アウトからモレノに左前打、グリエルに右前打を許してピンチを迎えます。しかし、トーマスをフルカウントからのカーブで空振り三振に仕留め、難を逃れました。
3回、先頭のペルドモには中前打を許しましたが、キャロルをスプリットで一ゴロに。1アウト一塁の場面でマルテをスプリットで二ゴロ併殺に打ち取りました。
0-0で迎えた4回、スミスを四球で歩かせると、ネイラーに内野安打、スアレスに死球を与え、無死満塁の大ピンチ。続いてモレノにカットボールを右翼スタンドに運ばれ、グランドスラムを浴びました。その後は3人を抑えました。
0-4の5回、キャロルを直球で空振り三振にしましたが、続くマルテに内角のカットボールを右翼席へ運ばれ、この試合2本目の被弾。その後はスミスとネイラーを打ち取りました。
5回まで88球を投げ、6安打2四死球で5失点。最速は95.9マイル(約154キロ)でした。防御率は1.80となりました。
6回からはジャック・ドライヤー投手(26歳)にマウンドを譲り、山本投手の5勝目は次の機会に持ち越しとなりました。
試合開始時点では7試合に登板し4勝2敗、防御率0.90で40イニングで49奪三振を記録していました。開幕からの好投で3月と4月の月間MVPを受賞し、防御率はナ・リーグ1位だったものの、1.16で2位だったニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(32歳)に追い越されました。