大谷翔平、15年契約の可能性も「ショウヘイはパフォーマンスを保ちたかった」代理人バレロ氏が明かす

2023年12月にロサンゼルス・ドジャースと総額7億ドル(約1015億円)で10年契約を結んだ大谷翔平選手(30)ですが、最大で15年のメガ契約を結ぶ可能性もあったことが代理人のネズ・バレロ氏によって明かされました。しかし、大谷選手自身の希望によりその選択肢を選ばなかったとしています。この件について、ロサンゼルス・タイムズ電子版などが8日(日本時間9日)に報じました。
バレロ氏はロサンゼルスで開催されたスポーツビジネスのイベントに出席し、その場で地元メディアに取材に応じました。大谷選手のドジャースとの契約について「(最大で)13年、14年、15年までの契約も可能だった」と話しつつ、最終的に大谷選手自身が長期契約を望まなかったと述べました。「ショウヘイは選手としての高いパフォーマンスを維持したかった。キャリア終盤にパフォーマンスが低下し、13年目、14年目、15年目に『この選手は誰だ? ファーストベースまで走れもしない』などと言われないようにしたかったんだ」と、10年契約に落ち着いた理由を説明しました。
この10年契約の総額は当時の最高額でしたが、その約97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)は後払いとなり、インフレ率などを考慮した現在価値は実質4億6100万ドル(約669億円)ほどとされています。一方で、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1110億円)の後払いなし契約を結び、総額で大谷選手を上回る契約をしました。これについて、バレロ氏は「何も変わらない。彼はチャンピオンになるために最適なチームを選んだ。後悔はない」とコメントしました。
さらに、バレロ氏は大谷選手のスポンサー収入についても言及しました。アメリカのメディアでは、大谷選手の今年のスポンサー収入が1億ドル(約145億円)に達すると試算されていますが、その数字を「間違いない。正しい」と認めました。現在約20社とスポンサー契約を結んでいますが、「露出を増やしすぎないように気を付けている。そうでなければ、契約が4、50社まで増えてしまう」とも明かしました。