井岡一翔、世界戦3日前に特別なTikTokライブを開催「この1年それしか考えず」、マルティネスと再戦へ

日本人プロボクシングのレジェンドである元世界4階級制覇王者、現在はWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(36歳、志成ジム所属)が、試合3日前の2月8日に特別なTikTokライブを実施しました。
彼は11日に東京の大田区総合体育館で、同級の王者フェルナンド・マルティネス(33歳、アルゼンチン出身)との再戦に臨みます。この日10時過ぎから始まったライブには、妻の恵美さんと共に出演しました。
井岡選手は昨年7月のタイトル統一戦でマルティネス選手に敗れており、それ以来の試合です。実は昨年大晦日に再戦が決定していましたが、王者がインフルエンザに感染したため試合直前で中止となりました。今回は再スタートの試合です。井岡選手は「まずは敗北の流れを断ち切り、リベンジを果たしたい。この1年ずっとそれだけを考えてきた」と決意を顕にしました。
仮に勝利すれば、彼は長谷川穗積の国内最年長王座奪取記録(35歳9カ月)を更新し、36歳1カ月という新記録を達成します。今のところ「引退は考えていない」と言い切る井岡選手は、妻の恵美さんから「45歳まで続けてほしい。あと10年は頑張って」と言われると、微笑みながら「それは無理だろう」と答えました。視聴者から「妊娠が判明し応援に行けませんが、子どもには一翔の名をつけます」とのコメントに対して彼は好反応を示しました。
約1時間にわたって、ファンからの質問に応じた井岡選手は、「応援している人々の思いを背負って戦いたい」と語りつつ、「5月11日は全力で臨みます。再びチャンピオンの姿をお見せします」と意気込みを語りました。