【阪神タイガース】「母の日の特別男」佐藤輝明、今年も感謝の思いを活躍で届ける – 通算打率3割超え

感謝の気持ちをバットに込めて…。阪神タイガースの内野手、佐藤輝明(26)は今年も「母の日」に特別なパフォーマンスを誓いました。5月11日に行われる中日ドラゴンズ戦(甲子園)は、通称「NPBマザーズデー」として開催されます。過去4年、佐藤選手は母の日に強く、通算打率3割3分3厘、2本塁打、7打点の成績を収めています。現在、彼は11本塁打、31打点でリーグの二冠を走っており、地元甲子園で母の晶子さん(52)に恩返しを果たします。
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一年に一度、母への感謝を伝えることができるこの特別な日。26歳になった今でも、佐藤選手の感謝の気持ちは変わりません。「NPBマザーズデー」として行われる11日の中日戦では、選手たちはピンクのリストバンドなどを着用し、特別な思いを胸に試合に臨みます。
「感謝の気持ちを持って、しっかりとプレーしたいと思います」
これまでも母の日の試合では素晴らしい成績を残してきました。過去4年間の通算成績は3割3分3厘、2本塁打、7打点。2023年5月14日のDeNAベイスターズ戦(甲子園)では、晶子さんが見守る中で2本塁打、7打点の活躍を見せました。その彼のバットに乗せられた感謝の思いに、今年も期待が高まります。
高校時代に母の日に花束を贈るなど、感謝の気持ちを形にしてきた彼は、今でも母との普段の連絡を大切にしています。「特別な日に、いいところを見せられるように頑張ります」。昨年はプロ4年目で唯一の出場なしに終わった彼が、今年は2年分の感謝を地元甲子園での活躍に込めます。
佐藤選手の調子も絶好調です。ここまで11本塁打、31打点がリーグトップの成績で、シーズン47本ペースでアーチを量産しています。特に5月に入ってからの7試合では、打率3割2分3厘、2本塁打、7打点と好調です。4番として、4試合連続ホームラン中の3番森下と共にチームを支え続けています。
ゴールデンウィークの9連戦は4勝5敗で終え、9日からの中日3連戦に向けてチームはこの日、東京から新幹線で大阪に戻りました。4月29日からの前回の中日戦では、バンテリンドームで3連敗を喫しました。佐藤選手は3日間で2本塁打を含む5安打3打点と健闘しましたが、勝利には結びつけられませんでした。
チームはホーム甲子園でのリベンジを狙っています。自身の一打で勝利を導き、最高の形で恩返しをすることを誓います。【波部俊之介】