Day: May 6, 2025

井上尚弥、名古屋で9月に統一戦!首都圏以外で初の世界戦、新オープンの「IGアリーナ」での開催が最有力

日本が誇る4団体統一スーパーバンタム級王者、井上尚弥(32=大橋)が、初めて名古屋での決戦に臨むことが5日に明らかになりました。9月14日、名古屋でWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)との統一戦に挑むことが決定しました。今年7月にオープンする「IGアリーナ」が最も有力な開催地とされています。井上にとって、首都圏以外での初の世界戦となり、4団体統一王者としての防衛記録を更新する重要な一戦です。   ◇   ◇   ◇ラスベガスに次ぐ舞台は名古屋。井上の世界戦が首都圏を超えて初めて名古屋で開催されます。今年7月に開業する「IGアリーナ」が最有力の会場候補。井上と大橋ジムはスポンサーであるNTTドコモとの協力を得て、名古屋の舞台での戦いに挑むことになります。大橋ジムは6月に初めて大阪でもイベントを開催し、エディオンアリーナ大阪で自主興行のフェニックスバトルを行います。全国の主要都市でイベントを行う長期計画を進めており、名古屋での井上の世界戦開催にも前向きです。ジム関係者は、「IGアリーナでの開催交渉は進行中です」と述べました。自然を取り入れたデザインが印象的なこのアリーナは、観客席が4階まで広がっており、最大1万7000人を収容できます。3階には1000席のスイートルームが設けられており、貴賓席も完備されています。センターには日本でも珍しい360度から見やすい八角形のビジョンを設置。まさにグローバルアリーナと呼ぶにふさわしい会場です。ラスベガスでは、4団体統一王者として4回目の防衛を成功させ、サウル・アルバレス(メキシコ)の歴代最多防衛記録に並びました。今回の名古屋での勝利が、歴代1位の大記録となります。アフマダリエフも実力者であり、この対戦は大いに注目を集めています。◆IGアリーナ 愛知県体育館としての伝統を受け継ぎ、名古屋市の名城公園に建設されました。収容人数は1万7000人で、25年7月にオープン予定。大相撲名古屋場所のほか、有名アーティストのライブも予定されている話題のスポットです。◆井上尚弥(いのうえ・なおや) 1993年4月10日、神奈川・座間市生まれ。ボクシングを始めたのは父親の影響によるもので、小学1年生から競技を開始しました。高校時代にはアマチュアで7冠を獲得し、2012年にプロへ転向。14年6月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得、以降4階級制覇に成功。23年にはWBC、WBO世界スーパーバンタム級王座を獲得し、史上2人目の2階級での4団体統一王者となりました。身長164.5センチの右ボクサーファイターです。

特別な場所に再訪した大谷翔平 50-50の偉業達成を振り返るロバーツ監督の想い

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が、彼のキャリアにおいて特別な意味を持つ場所に再び足を運びました。フロリダ州マイアミに位置するマーリンズの本拠地、ローンデポ・パークは、大谷が昨年9月19日に「50本塁打&50盗塁」を達成した舞台です。さらに、2023年3月にはここでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦が行われ、大谷は二刀流で日本代表を世界一に導く活躍を見せました。この特別な場所について、ドジャースのロバーツ監督は、マーリンズ戦の試合前に大谷の偉業を振り返り、「昨年ここでの夜は、私たち全員にとって忘れられないものでした。ショウヘイが成し遂げた偉業は、彼だけでなく、チームメイトや応援する全ての人にとって心に刻まれるものです。だから、ここローンデポ・パークは彼にとって特別な場所であり続けるでしょう」と述懐しました。その試合で大谷は、6打数6安打、10打点の大活躍を見せました。ロバーツ監督は、当時の様子を振り返りつつ、「相手チームは敬遠も考えたでしょうが、マーリンズの監督(当時)がショウヘイに勝負を挑んだことは賞賛に値します。そして彼が逆方向にホームランを打ち、私たちのベンチを見た瞬間は、本当に印象的でした」と、その歴史的瞬間を思い起こすように語りました。

久保建英、ビルバオとの対戦で7回のファウルを受け、キャリア最多タイを記録 今季のファウル数はビニシウスに次ぐ2位

スペインの日刊紙ムンド・デポルティボ電子版によると、レアル・ソシエダードに所属する日本代表のMF久保建英(23)は、ビルバオとのバスクダービーで受けたファウル数が、スペインでのキャリア最多タイとなりました。久保は4日に行われたホームでのリーグ第34節ビルバオ戦(0-0)に先発し、4-3-3の右ウイングとしてプレーしました。ビルバオは久保を警戒し、彼が突破を試みるたびに厳しいマークをつけました。その結果、82分間の出場で、前半に4回、後半に3回の合計7回のファウルを受けました。ムンド・デポルティボによれば、この数字はマジョルカ時代の22年2月26日のバレンシア戦(0-1)と並び、スペインでのキャリア最多の被ファウル数です。しかしながら、久保はビルバオの守備陣に対抗し続け、14回のデュエル(空中戦は含まず)のうち11回勝利し、試合後には今季9度目のマッチMVPに選ばれました。スペイン紙アスが提供したデータによると、久保は今季のスペインリーグで合計65回のファウルを受けており、これはリーグでヘタフェのナイジェリア人MFウチェと並び2番目に多い記録です。これを上回るのはレアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス(67回)のみです。(高橋智行通信員)

大谷翔平、伝説の球場で今季10盗塁目を達成 フリーマンの2ランホームランで得点

ドジャースの大谷翔平選手(30)は「1番DH」として試合にスタメン出場しました。最初の打席は、無死でアルカンタラ投手と対決し、カウント2-2から内角の98.9マイル(約159キロ)のボールで空振り三振となりました。第2打席では1-0の3回1死から、フルカウントとなり低めのチェンジアップを見極め、四球で出塁。その後、ベッツ選手の初球でスタートを切り、今季10個目の盗塁を成功させました。さらに、2死二塁からフリーマン選手の7号2ランホームランでホームに戻りました。この試合が行われたローンデポパークは、2023年WBCで優勝し、昨季「50-50」を達成した名スタジアムです。今季の大谷選手は試合前時点で、打率.293、8本塁打、11打点、9盗塁と好調を維持しており、OPS(出塁率+長打率)は.965という成績を残しています。