井上尚弥「ここは日本だという気持ちで」計量パス ― 久しぶりに再会したドネアと

【ラスベガス(米ネバダ州)3日(日本時間4日)=藤中栄二】プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32=大橋)が、3度目となるラスベガスでの試合に向けて計量を無事パスしました。4日(同5日)にはT-モバイルアリーナにて、WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(29=米国)との防衛戦が予定されています。計量はMGMグランドで行われ、井上選手は121.9ポンド(約55.29キログラム)で通過。一方のカルデナス選手は121.8ポンド(約55.24キログラム)でした。以下は主な質疑応答です。
◇ ◇ ◇ ◇
-カルデナスとのフェースオフで感じたことは?
井上:非常に落ち着いていて、仕上がりが良い印象を受けました。
-計量後のリカバリーについては?
井上:リカバリーは、日本からいつも行っている焼き肉店のオーナーが来て手伝ってくれました。本当に助かりました。来てもらったのは、サウジアラビアで試合する際の予行演習でもあります。食材や食料は違うかもしれませんが、その手順を一度経験しておくのはいいことです。今回の来訪は良かったです。
-ドネア選手と2年10カ月ぶりに再会しましたね。
井上:久しぶり感がありました。
-エールを送られましたが?
井上:ボクシングをよく知っている選手です。良い意味でもアドバイスを受けることは自信につながります。久しぶりに会えて嬉しかったです。
-明日の試合については?
井上:いつも通りの試合をしたいです。ラスベガスだから特別なことをするのではなく、日本で見せているパフォーマンスを追求します。平常心で、ここが日本だという気持ちで戦います。