【陸上】29歳桐生祥秀、10秒29で優勝「出せないと思った時期あったけど」8年ぶり自己ベストへの意欲を語る

日本のスプリンター、桐生祥秀(日本生命)が10秒29(向かい風1.1メートル)のタイムで大会を制しました。
予選では全体2位のタイム、10秒28で決勝に駒を進め、最終的には竹田一平選手を0秒03差で振り切りました。大会の中で最年長である29歳の彼は、わずか3日前に行われた織田記念からの短い間隔でのレースにもかかわらず、その実力を発揮。「勝ち切れたことが大きな収穫」と自信を見せました。
今シーズンの目標は、自己ベストの9秒98を更新することです。彼は2017年、日本人として初の9秒台を突破しましたが、その後のベストタイムは10秒01に留まっています。8年ぶりの記録更新を目指しています。
「もうタイムを出せないと思った時期もありましたが、今はしっかりと練習できているので、どこでも良いタイムを出せる選手になりたい」と今後への意欲を語りました。