【陸上】久保凛、世界陸上代表に近づく 静岡国際女子800メートルで優勝 今季自己ベスト2分00秒28

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女子800メートルで日本記録を持つ17歳の久保凛(東大阪大学敬愛高校3年生)が、全体トップの成績を収めた。彼女は今年度の自己ベストとなる2分00秒28を記録し、9月に東京で開催される世界選手権の開催国枠エントリー基準である2分00秒99を突破した。これにより、代表選出へ一歩近づいた。

「基準を突破するのが目標でした。タイムを見た時は『悔しいな』と思いましたが、開催国枠をクリアできたので、次は1分59秒を切りたいです」と久保はコメントしました。

久保選手は高校2年生の昨年に大きく飛躍し、6月の日本選手権で初優勝を果たしました。さらに、7月には日本女子で初めて2分を切る1分59秒93を記録し、19年ぶりに日本記録を更新しました。

今シーズンも1月から記録会に積極的に参加し、3月には1000メートルで2分40秒23を記録し、U20とU18の日本新記録を樹立しました。高校3年生に進級後の4月の金栗記念では、800メートルで2分2秒58をマークしました。

彼女の今季の目標は、9月の世界選手権東京大会での入賞です。代表選出の条件としては、参加基準記録(1分59秒00)を突破した上で、7月初旬の日本選手権で3位以内に入ることが求められます。また、世界ランキングや8月24日までに開催国枠のエントリー基準記録(2分00秒99)を突破した場合、他の選手の成績や条件に応じて代表選出の可能性もあります。【藤塚大輔】

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