Day: May 3, 2025

【西武】7回無失点3勝目 うなぎのぼり今井達也を支えるのは下り坂「うまく利用する」というココロは

エースの力投が6連勝を呼び込んだ。西武今井達也投手(26)が、7回を4安打無失点で今季3勝目。チームを単独2位に引き上げた。   ◇   ◇   ◇今井の勢いが止まらない。うなぎのぼりだ。でも今井は下り坂が好きだ。2月、宮崎・南郷の春季キャンプ。隅田と一緒に下り坂をダッシュしていた。「坂に身を任せるというか、なるべく自分の力で走らないように走るっていう感じ」と謎めいたことを話す。追い風で加速しすぎないよう我慢したりとか、向かい風に立ち向かうとか、そういう感じだろうか。「うーん…」。違うようだ。「下り坂をうまく利用するんです。無駄な力が入らないように。心肺的な疲労は時間が解決するんですけど、筋肉的な疲労は試合中になかなか抜けないんです。マウンドも同じ(下りの)傾斜を利用して投げるので、投げる時に筋肉的な負担が少なくなるように。こうして走って、うまく走れないと首とか肩や腕が張ってきちゃうんです」今井独特の脱力投法にもつながる部分。半年間のペナントレース完走を見据え、考えて備えてきた。【西武担当 金子真仁】

【ACLE】川崎F、初アジア制覇は逃すも賞金「9・57億円」を獲得 J1優勝賞金の3年分以上

川崎フロンターレの悲願は、かなわなかった。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝でアルアハリ(サウジアラビア)に0-2で完敗。初アジア制覇の夢は、持ち越しとなった。枠内シュートを1本も打てない準優勝で、アルアハリに初代ACLE覇者の座を譲った。相手は、サウジの政府系ファンドが保有し、国家を挙げて強化してきたクラブの1つ。元ブラジル代表FWフィルミーノやアルジェリア代表MFマフレズら、世界的スター軍団に破れはしたが、功績は色あせず、手にしたものも大きい。準優勝の賞金は400万ドル(約5億8000万円)。さらに1次リーグの参加賞金80万ドルと勝利給10万ドル×6勝の計140ドルが加算され、決勝トーナメント1回戦で20万ドル、準々決勝で40万ドル、準決勝で60万ドルも獲得してきた。その合計は660万ドル(約9億5700万円)で、今季のJ1優勝賞金3億円の3倍超もの額を手中に収めた。【得点経過】0-1 前半35分 ガレーノ(アルアハリ)0-2 前半42分 ケシエ(アルアハリ)【今大会の勝ち上がり】▼1次リーグ 6勝2敗▼準々決勝 川崎F 3-2 アルサド(カタール)▼準決勝 川崎F 3-2 アルナスル(サウジアラビア)▼決勝 川崎F 0-2 アルアハリ(サウジアラビア)

【ケンタッキーダービー・記者予想】昨年◎ミスティックダンのダンディ高木が今年も後出し予想!

皆さま、大変お待たせしました。今年も「ダンディ高木」こと高木一成記者が、昨年のケンタッキーダービーでの的中予想に続き、アメリカで行われる3歳馬の最高峰レースに挑みます。この記事はニッカンコムだけでの特別公開ですので、ぜひご参考にしてください。◇ ◇ ◇昨年はレース前夜、土曜の夜に「馬場状態を考慮した後出し予想」が的中しました。「不確定要素が多いドボドボの馬場では、人気馬を狙うのはリスクが高い。目立たないように、ひっそりと狙うべき」と述べたように、今年も前日のレースを見る限りでは簡単な競馬にはなりそうにありません。今年も「馬場状態を考慮した後出し(直前)予想」で挑みます。昨年の成功は、前日のケンタッキーオークスを制したソーピードアンナと同じ騎手(ブライアン・ヘルナンデスジュニア)や厩舎(マクピーク)を注視した結果でした。インを突き進む判断も馬場状態を読めていた証拠でした。「再度の大当たりを狙う」ということで、本命は◎イーストアベニューです。ケンタッキーオークスを制したグッドチアはルイス・サエス騎手、ブラッド・コックス厩舎ですが、同じゴドルフィンの生産、所有馬で“同じメダリアドーロ産駒”であるイーストアベニューに注目です。今年のダービーは、昨年と同様にスロッピーな馬場が予想されており、“同じ種牡馬の産駒を狙う”のは理にかなっています。もちろん、馬自身の実力も見逃せません。グッドチアは7連勝で戴冠しましたが、イーストアベニューはデビュー2連勝で昨年10月にG1ブリーダーズフューチュリティを制し、さらなる素質を見せています。前走は惜敗が続いていますが、前レースではブリンカーを使用し、逃げの作戦をとりました。その場面での粘り込む姿勢が、今年の極悪馬場で味方してくれることを期待しています。午後8時の時点で日本国内のオッズは13番人気(単勝35・7倍)。目立たないように、ひっそりと購入してください。単複(12)。◆ダンディ高木は絶好調 昨年のケンタッキーダービーに続き、今年はドバイゴールデンシャヒーンで9番人気ダークサフロン(単勝54・4倍)の馬券を推奨し、大ヒットを記録しました。また、土曜京都のユニコーンSでは◎○▲で3連単を完璧に的中し、絶好調の波に乗っています。

【RIZIN】朝倉未来、復帰戦で鈴木千裕と激突!みそぎの丸刈り皇治も出場/ライブ速報します

日本でも有数の格闘技イベント「RIZIN男祭り」が、4日に東京ドームで開催されます。 メインイベントには、RIZINフェザー級(66キロ)王者のクレベル・コイケ(35=ブラジル/ボンサイ柔術)が、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(24=キルギス)とタイトルマッチを行います。そのセミファイナルでは、フィーチャーされたフェザー級(66キロ)の試合で、朝倉未来(32=ジャパン・トップチーム)が鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)と対戦します。全19試合が組まれ、メインイベント16試合とオープニングファイト3試合が行われます。 前日計量を終えて写真撮影に応じる朝倉(左)と鈴木(撮影・泉光太郎) ◆関連記事 ◆試合経過 OPENING FIGHT 赤平大治   橋本楓汰 OPENING FIGHT 上田貴央   ヴィニシウス OPENING FIGHT 佐々木大   中谷優我 MMAルール:5分3R(57kg) 平本丈   田丸辰 MMAルール:5分3R(57kg) 山本アーセン   冨澤大智 キックボクシングルール:3分3R(63kg) 朝久泰央   ウザ強ヨシヤ...

【神戸】乃木坂46の五百城茉央さんがクラブ30周年アンバサダーに就任「これからも、トモニイコウ!」

ヴィッセル神戸は3日、クラブ創設30周年を記念し、乃木坂46の五百城茉央さん(19歳)が「クラブ30周年アンバサダー」に選ばれたことを発表しました。神戸市出身の五百城さんは、2023年と2024年にも神戸の試合観戦に訪れており、2試合連続で神戸が勝利したため、ファンから「勝利の女神」と親しまれています。3日のファジアーノ岡山戦でもチームが2-0で勝利し、無失点記録を更新しました。この日から、タオルマフラーやキーホルダーなどのコラボ商品も販売開始されました。クラブを通じ、五百城さんは「クラブ30周年アンバサダーに任命され、神戸市出身の私にとって大変光栄に思っています。ヴィッセル神戸と神戸の街がこれまで共に歩んできた歴史を受け継ぎ、未来への架け橋となるよう少しでもお手伝いできたら嬉しいです。30周年に関連するイベントの情報発信やお手伝いを、全力で頑張りますので、よろしくお願いします。これからも、トモニイコウ!」とメッセージを寄せました。

【DeNA】34歳バウアーの「クレイジーなプレー」 二盗を3度阻止した20歳捕手に感謝し、完封勝利を達成

DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が、ついに威風堂々としたNPB初の完封勝利を飾りました。前回の巨人戦では5回5失点で苦しみましたが、この試合では多彩な変化球を駆使し、相手に三塁を踏ませることなくシャットアウト。122球で6安打完封勝利を収めました。特に、今回で2試合連続バッテリーを組んだ松尾汐恩捕手(20)が、二盗を3度阻止するという素晴らしい守備を見せました。第8回には、決勝点となる犠牲フライを放ち、攻守にわたってチームを牽引しました。年齢差14歳のバッテリーが、見事なコンビネーションで首位の巨人を下しました。    ◇   ◇   ◇ 年齢や国籍は関係ありません。14歳差のバウアーと松尾は互いに助け合いながら戦っています。試合開始早々、巨人の泉口に初球をライト前に運ばれ、前回登板時にも1回に失点を喫するなど、問題を抱えてのスタートでしたが、松尾がその危機を救いました。続くキャベッジへの5球目、ワンバウンドしたナックルカーブを逆シングルで捕球し、そのまま二盗を阻止。バウアーは「こんなにクレイジーなプレーが実現するとは思わなかった。本当に助かりました」と感謝の意を表しました。 復帰後初の勝利を飾った4月27日の広島戦(横浜)以来、2人のコンビネーションが光ります。試合前のミーティングでは、投手コーチやアナリストと共に準備を徹底。バウアーは豊富な知識を持って自己のデータを持参し、松尾も巨人打線の特徴を手書きの資料でしっかりと準備しています。「英語はあまり得意ではないけど、分かる単語を駆使して積極的に話しかけています」と松尾は笑顔で話します。 物怖じせず意見を言う20歳の松尾に、元サイ・ヤング受賞投手であるバウアーも「一緒にいて楽しい選手ですし、本当に才能がある選手」と絶賛。松尾も「素晴らしいピッチャーで、勉強させてもらいながらやっています。自分の意見をしっかり受け入れてくれるので、今は良いコンビを形成しています」と語ります。 “バウマツバッテリー”で手にした完封勝利。三浦監督も「バウアーが引っ張りながら、汐恩もミーティングでしっかり意見を伝え、コミュニケーションをとって成長しています」と、目を細めて評価しています。チームは最近7試合で6勝を挙げ、ゴールデンウイークに横浜旋風を巻き起こしています。【小早川宗一郎】 ▼バウアーが来日初の完封勝利。DeNAの投手が巨人戦でスコア1-0の完封を達成したのは2009年10月2日のランドルフ以来、球団として16年ぶりの快挙。DeNAの外国人投手では2002年8月8日のバワーズ、そして前記ランドルフに続き、3人目です。 ▼バウアーは2019年に大リーグで1度、2020年に2度の完封を記録。日米を通算した完封は、サイ・ヤング賞と最優秀防御率を獲得したレッズ時代の2020年8月19日にロイヤルズ戦で挙げて以来5年ぶり。ただし、2020年はコロナ禍の特別ルールで7イニング制での記録となり、9回を投げ切っての完封はインディアンス時代の2019年6月16日のタイガース戦以来。大リーグでは1-0完封の記録はありませんでした。 ▼決勝点は松尾の犠牲フライ。DeNAが1-0で完封し、捕手が勝利打点を挙げたのは、1993年8月21日の巨人戦で野村が完封し、谷繁が斎藤雅からソロ本塁打を放って以来32年ぶりです。 ▽巨人の萩尾はDeNAのバウアーについて「速球で来るイメージだったが、今日は変化球も多く使っていた。本当に1回か2回のチャンスしかないと思っていました」とコメントしました。

イングランド1、2、3部で日本選手の所属クラブが優勝 2部は田中碧のリーズが最終節でV決定

イングランド2部リーグは3日、最終節が各地で行われ、MF田中碧(26)が先発したリーズがアウェーでプリマスに2-1で逆転勝ちし、29勝13分け4敗で勝ち点を100の大台に乗せて優勝を決めた。2位バーンリーもホームでミルウォールに3-1で勝って同100としたが、得失点差でリーズが上回った。上位2チームが来季、プレミアリーグに昇格する。後半途中までプレーした田中は加入1季目で定位置をつかみ、今季は43試合5得点2アシストを記録してリーグ公式の年間ベストイレブンに選出された。2部はいえ、欧州5大リーグに次ぐレベルとも言われるリーグで躍動。ドイツ2部デュッセルドルフから加入した26歳の日本代表はチームの3季ぶりプレミアリーグ復帰の原動力となった。今季のイングランドではMF遠藤航が所属するリバプールが5季ぶりにプレミアリーグ制覇を果たし、3部リーグでもMF岩田智輝のバーミンガムが優勝。イングランドの1、2、3部リーグで日本選手の所属クラブが優勝を決めたことになる。田中を含め今季のイングランド2部リーグは8人の日本選手が在籍。ブラックバーンのFW大橋祐紀は、移籍1季目で36試合に出場して日本選手最多9ゴールをマークした。最終節のシェフィールド・ユナイテッド戦では後半5分に右からの折り返しを左足で合わせて先制したが、試合は1-1で引き分けて勝ち点66の7位に終わった。コベントリーのMF坂元達裕は今季42試合4得点6アシストを記録。最終節はホームでミドルズブラと対戦し、前半44分にクロスで先制点をアシストした。チームは2-0で勝って勝ち点69として5位に浮上した。MF平河悠が今季36試合2得点2アシストを記録したブリストル・シティーはプレストンと2-2で引き分け、勝ち点68で6位。日本人ドリブラーが所属する2チームが、3位シェフィールド・ユナイテッド、4位サンダーランドとともに来季のプレミアリーグ昇格を懸けたプレーオフに臨む。 DF橋岡大樹がベンチ外だったルートンはウェストブロミッジに敗れ、最終節で降格圏の22位に転落。23位のプリマス、24位のカーディフとともに来季3部に降格する。◆今季日本選手の出場記録MF田中碧(26=リーズ:優勝)43試合5得点2アシストMF坂元達裕(28=コベントリー:5位)42試合4得点6アシストMF平河悠(24=ブリストル・シティー:6位)36試合2得点2アシストFW大橋祐紀(28=ブラックバーン:7位)36試合9得点3アシストDF初瀬亮(27=シェフィールドW:12位)6試合0得点0アシストMF斉藤光毅(23=QPR;15位)39試合3得点3アシストMF瀬古樹(27=ストーク:18位)25試合0得点0アシストDF橋岡大樹(25=ルートン:22位)17試合0得点0アシスト

【西武】山田陽翔、プロ初のお立ち台で小6女の子からインタビュー「ただただかわいかった」

西武の高卒3年目である山田陽翔投手(20歳)は、相手チームの反撃ムードを封じ込め、3試合連続のホールドを達成しました。8回1死から1点差まで詰め寄られた場面でマウンドに登場。「初球でボールになってしまったけれど、すぐに修正できた」と水野選手を一ゴロに打ち取ったあと、続く有薗選手を空振り三振に仕留めました。プロ初のお立ち台では職業体験イベントの一環として、小学6年生の女の子からインタビューを受けました。「好きな食べ物」や「仲のいい選手」などの質問があり、野球に関する質問はありませんでしたが、山田投手は「もう、ただただかわいかったです」と優しい笑顔で答えました。

【日本ハム】痛恨のミスで西武に敗北、3位に後退 新庄監督「明日頑張ろう!」

日本ハムは西武との試合で敗北し、3位に転落しました。6回、2アウトで迎えた0-1の状況で、右翼手の万波選手が落球しピンチを招き、先発の加藤貴投手が西武の渡部聖選手に中前適時打を許し失点しました。また、7回には1塁手の清宮幸太郎選手が滝沢選手の打球をトンネルしてしまい、致命的な3点目を献上。さらに、2アウト二、三塁の場面で2番手の柳川投手が西川選手に右前適時打を打たれ、点差は4点に広げられました。8回にはフランミル・レイエス外野手(29)が4号3ランを放ち1点差に迫りましたが、追いつくことはできませんでした。5回の攻撃中、2アウトで一塁走者の五十幡亮汰外野手(26)が二盗を試みる際、スライディングした際に左足のつま先が二塁ベースに突き刺さり、左足首を痛めてしまいました。苦しむ五十幡選手のもとへトレーナーが“救急カート”を運転して登場し、彼はそのままベンチへ引き揚げ松本剛選手と交代しました。現在、15勝13敗で貯金は2ありますが、ビジターで12勝2敗、本拠地エスコンフィールドでは3勝11敗と振るわない成績です。新庄剛志監督(53)は「明日頑張ろう!」とコメントを残し、2021年ドラフト1位の期待の右腕、達孝太投手(21)が今季初登板で初先発する4日の試合に向けて、気持ちを切り替えて臨みます。

「気にしない」精神で進化を続ける山本由伸、シンプルなマインドの切り替えが秘訣/Nobu’s Eye

【アトランタ(米ジョージア州)2日(日本時間3日)=斎藤庸裕】ロサンゼルス・ドジャースの投手山本由伸(26)は、メジャーリーグで「MVP級」の投球を見せて今シーズン4勝目を挙げました。アウェイでのブレーブス戦で先発し、6回1安打無失点の力投でブレーブスの強打をシャットアウトしました。試合前には、MLBからナ・リーグ月間最優秀投手に初選出されたことが発表されました。野茂英雄氏(56)がメジャーデビューしてから30年目、新たな日本人投手が米球界で名声を築いています。   ◇   ◇   ◇「切り替え力」とは、山本選手の言葉や精神からよく感じられる特徴です。4月22日からカブス戦のためシカゴに遠征した際、彼は昨年のメジャー初勝利の地を再訪しました。感慨があるのかと聞かれると、「特に意識してないですね。日々いろんなことが起きるので、あまり深く振り返らないんです」と、爽やかに笑い飛ばしました。記憶に残る勝利であっても、次の試合がすぐに控えており、いつも前進することを考えています。この日のブレーブス戦の前、山本選手が月間最優秀投手に選出されたことが知らされたのは試合開始の約2時間前。その後、ニュースを通じてこの快挙を知りました。「すごく嬉しいですね。事前に知らされてなかったので、ネットの記事で知りました」と彼は笑いました。挑戦が迫っていても、彼はマウンド上で期待通りのパフォーマンスを見せました。感情を揺さぶられる出来事があっても、明るく笑い飛ばし、やるべきことに集中する—シンプルなマインドセットの切り替えが、彼の進化を続ける秘訣であるに違いありません。【斎藤庸裕】