Day: May 2, 2025

エンゼルスの菊池雄星が移籍後、初勝利の権利を持って降板 5回5安打2失点で粘り強い投球

エンゼルスの菊池雄星投手(33歳)は、今シーズン初の勝利投手となる権利を得てマウンドを降りました。試合は1点リードの3回にタイガースのバエスとトレースのソロホームランで逆転を許しましたが、打線が3回にソレアの2ランホームランで再び逆転し、4回には追加の1点を奪いました。2回以外は毎回ランナーを出しながらも、粘り強い投球で5回を5安打2失点に抑え、リリーフ陣に後を託しました。開幕投手を務めた菊池は、試合前までの成績が6試合で0勝4敗、防御率4.31と苦しんでいましたが、この日は中4日での先発登板で移籍後の初勝利を目指していました。

井上尚弥がアメリカ式「大々的」歓迎で笑顔「非常にワクワク」ラスベガス到着イベントに参加

【ラスベガス(米ネバダ州)1日(日本時間2日)=藤中栄二】プロボクシングの4団体統一スーパーバンタム級王者である井上尚弥(32歳、大橋ジム所属)が、アメリカのファンからの「大々的」な歓迎を受け、興奮を抑えきれない様子だった。5月4日(日本時間5日)、T-モバイルアリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(29歳、アメリカ)との防衛戦を控え、到着イベント(グランドアライバル)に登場。集まった約300人のファンの前でインタビューを受けた。 WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者としてラスベガスで試合をしたのは2021年6月以来、約3年11カ月ぶりの3度目の試合となった。井上は「4年ぶりにラスベガスに戻ってこられて非常にワクワクしています」と満面の笑みを浮かべた。同イベントのメインアクトとして階段を下りてくると、観客からの大歓声に包まれ、リングに上がって手を振り、温かい歓迎に応えた。 過去2回はコロナ禍で公式な試合日程がなく、試合自体も無観客や入場制限があったため、現地のファンとの交流も限られていた。今回、熱狂的な現地ファンからの歓迎に井上の気持ちも高ぶった様子。グランドアライバルが終了した後は、サインを求めるファンが殺到し、彼らの要望に可能な限り応じる「神対応」を見せた。 今週末のシンコ・デ・マヨ(メキシコの祝日)には、これまで数々のビッグマッチがラスベガスで開催されてきた。伝説的な無敗の世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)と、元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)などが対決してきたが、今年のシンコ・デ・マヨの締めくくりを飾るのが井上だ。 「ここラスベガスで何を期待されているかは理解している。シンコ・デ・マヨとなる5月4日には期待通りのボクシングを見せたい」と意気込みを語った。 左フックを含む強力なパンチ力を持つ世界1位のカルデナスと対峙する準備は、すでに整っている。

鈴木誠也、2打席連続勝ち越しホームラン!強敵スキーンズからの衝撃の一撃

シカゴ・カブスの外野手、鈴木誠也(30)は、試合で「3番DH」としてスタメン入りし、圧巻の2打席連続ホームランを含む活躍で、逆転勝利に貢献しました。ソロと2ランホームランをそれぞれ放ち、4打数2安打3打点1四球の結果を残しました。 対戦相手のピッツバーグ・パイレーツは、強豪投手スキーンズを先発に立ててきました。 第1打席では、フルカウントの末、右飛に倒れましたが、続く第2打席では四球で出塁。 試合が同点に追いついた5回、第3打席に臨んだ鈴木は、カウント3-0からの甘い球を打ち込み、左翼席へ8号ソロホームランを放ち、チームの勝ち越しに一役買いました。 さらに、7回には救援投手ニコラスから左翼席へ2打席連続となる9号2ランを放ちました。 その後、第5打席では右飛に倒れるも、今シーズンの打率は.295を記録しました。 試合後、鈴木は地元テレビ局のインタビューで、強豪スキーンズからのホームランについて語りました。「すごく良い投手なので、積極的に振っていく必要がありました。その結果、カウント3ボール0ストライクの唯一の甘い球をしっかり振れたことが功を奏しました」と振り返りました。2本目のホームランについては、「1-2と追い込まれていたので、自分のスイートスポットだけを狙って振りました」とコメントしました。

前田健太が戦力外 今季はリリーフで7試合登板 防御率7・88 タイガース発表

タイガースは1日(日本時間2日)、前田健太投手(37)をメジャー40人枠から外したと発表した。傘下3Aトレドから右腕タイラー・オーウェンズ投手(24)を初昇格させ、それにともなう入れ替えで、地元紙デトロイト・ニューズ電子版など複数のメディアは「マエダとのつながりを切った」と戦力外であると伝えている。前田はメジャー9年目の今季、先発ローテ入りをかけてキャンプに臨んだが、オープン戦で安定感に欠け、開幕からリリーフとしてスタート。7試合に登板し計8イニングを投げて0勝0敗、防御率7・88と苦戦していた。タイガースとは2年総額2400万ドル(約34億8000万円)で契約しており、今季が契約最終年だった。メジャーではここまでドジャース、ツインズ、タイガースで通算226試合に登板、172試合に先発し、68勝56敗、防御率4・20、1055奪三振だった。

井上尚弥“肉多め”専属シェフ減量食でパワフル肉体「待っていてくれているので」ファンに神対応

【ラスベガス(米ネバダ州)4月30日(日本時間1日)=藤中栄二】ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が、海外初帯同の専属シェフによる減量食でパワフルな肉体をつくり上げた。当地のT-モバイルアリーナで4日(日本時間5日)に行われるWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)との防衛戦を控え、ジムワークを打ち上げ。横浜市内で焼き肉店を経営するオーナーシェフによる“肉多め”メニューで3度目ベガス決戦の減量も万全だ。   ◇   ◇   ◇4日後に迫ったカルデナス戦の仕上げを終え、井上は充実感に包まれた。米プロモート大手トップランク社専用ジムで、前WBA世界バンタム級王者の弟拓真と8回の軽めスパーリングを実施。太田光亮トレーナーとミット打ちで汗を流し「あとは疲れを抜いて、ゆっくり過ごします」などと自身のSNSで報告した。減量中でも精力的に動ける肉体になっていた。今回、初めて海外マッチに専属シェフを帯同した。異例とも言える焼き肉店経営のオーナーシェフで、約3年前から契約。井上の栄養士と相談し、減量メニューを提供している。関係者は「肉と減量は相反するイメージだが、脂身の少ない肉を知り尽くす。タンパク質の摂取は大事」と説明。現地入り後も「肉多め」のローストビーフ丼が用意され、減量の精神的ストレスも軽減されているという。練習後、昨日以上の出待ちファンが詰めかけたが、井上は急きょサインに応じた。所属ジムの大橋秀行会長は「試合前なので…とお断りしていましたが、本人が『せっかく待っていてくれているので』と対応しました。そして歓声が上がりました。とても良い練習を終えました」と“神対応”を歓迎。順調な減量が、精神的な余裕も生んでいる。