【ACLE】川崎フロンターレ、初の決勝進出!MVP伊藤達哉「日本の強さを世界で示したい」大関友翔「チーム全員でアジアを制したい」

川崎フロンターレはアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の準決勝でアルナスル(サウジアラビア)を3-2で破り、初めて決勝に進出しました。決勝は3日(日本時間4日)にクラブの初優勝をかけてアルアハリ(サウジアラビア)と対戦します。
準々決勝では途中出場だったMF伊藤達哉(27)とMF大関友翔(20)が、この試合で先発出場し、それぞれ1得点を挙げて勝利に貢献しました。
試合開始10分、無得点の状況でペナルティエリア付近から見事なダイレクトボレーシュートを決め、2点目の起点にもなった伊藤選手は、「非常にタフな試合でしたが、チーム全員が団結し、ファンの皆さんと共に戦い抜けたことが良かったと思います」とコメントし、チームワークの勝利を噛みしめました。
積極的なプレーが功を奏し、3点目も伊藤選手のドリブルから生まれるなど、彼は文句なしの試合MVPに選ばれました。「相手には強力な選手が揃っているので、ボールをキープしてカウンターを受けるよりも、少ない人数でリスク管理しながら攻めるのが狙いの一つでした」と、計画通りの戦術が成功したことを振り返りました。
一方、大関選手も伊藤選手に負けない存在感を示しました。先発に抜擢され、先制点の起点となる活躍を見せました。追いつかれた直後の41分、伊藤選手のシュートがゴールキーパーに弾かれたところを左足で決めました。「得点のチャンスを狙っていたので、良いタイミングでゴールできたと思います」と振り返りました。共に先発したFW神田奏真(19)とのU−20(20歳以下)日本代表コンビで前線からプレッシャーをかける役割を全うし、見事なパフォーマンスを披露しました。
悲願のアジア制覇まで、あと一勝。伊藤選手は「あと一つ勝利して、日本のチームの強さを世界に示したい」。大関選手も「ここまで来たら本当に優勝したい。サポーターの皆さんや我々自身もそれを望んでいるので、チーム一丸となり、フロンターレファミリー全員でアジアを制覇したいと思います」と強く誓いました。