【日本ハム】古林睿煬が来日初勝利「5三振ぐらいの感覚」も10Kで「火球男」の真価を発揮!

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日本ハムの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24歳)が、来日後初の勝利を挙げました。

試合の初回に3本のヒットを許し2失点したものの、2回以降は立ち直りました。最速155キロの速球を中心にカーブも決定球として使い、7回を103球で投げ抜き、2失点しながらも10奪三振を記録しました。

彼が初めて登板し先発したのは4月23日の楽天戦でした。この試合では6回途中までに7失点(自責5)して初黒星を喫しましたが、試合後のインタビューで「ピンチの時にどう自分と向き合って切り抜けるか」という課題を語っていました。

今回、その課題を克服したのが5回のピンチです。1死二塁の危機を迎えたものの、1番打者野村をカーブで、2番打者笹川を速球で三振に切り、果敢にストライクゾーンを使って危機を脱しました。

打線も古林の力投に応える形で、5回に同点に追いつき、7回には万波が決勝点となる6号ソロホームランを放ちました。

7回を投げ終えた後、新庄監督とハイタッチした古林は「初回に点を取られた後、気持ちを切り替えて投げられて良かったです。(10奪三振も)5三振くらいの感覚でした。チームの勝利のために一生懸命投げた結果です。今はホッとしています」と語りました。

◆古林睿煬(グーリン・ルェヤン)について:2000年(平成12年)6月12日、台湾・台中市生まれ。平鎮高校から2018年のドラフト1位で台湾・統一に入団。2019年に1軍デビューし、2021年には史上最年少で開幕投手を務めました。2023年には台湾代表としてアジアプロ野球チャンピオンシップに出場し、侍ジャパン戦で先発し6回1死まで完全投球を披露しました。台湾プロ野球での昨季は21試合に登板し、10勝2敗、防御率1.66で最優秀防御率と年間MVPを獲得しました。台湾では「火球男」として知られ、大の祖母好きなことから愛称は「金孫」。「金孫」の刺繍が入ったグラブを使用しています。憧れの投手は球団OBでもあるパドレスのダルビッシュ有選手です。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は6000万円。

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