【柔道】阿部一二三、重量級の相手を「1分23秒」で圧倒!初の“無差別級”で120キロの次戦へ

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男子66キロ級でオリンピック2連覇を果たしている阿部一二三(27=パーク24)が初戦を突破しました。最初の試合では、主に81キロ級で戦っている佐藤佑治郎(23=山形県警)を相手に挑みました。自身の名前と同じ「1分23秒」で、見事な背負い投げで一本勝ちを収めました。

敗れた佐藤は圧倒的な技の力に驚嘆し、「これが世界レベルか」と感心しました。

阿部にとって初の試みとなる「体重無差別」の舞台での出場。この試合形式には以前から参加資格があったものの、負傷のリスクを考慮してこれまで見送ってきました。しかし、パリ五輪の翌年に参加を決意。前日の記者会見では、「全日本選手権は自分にとって特別なもの。戦いたいという思いがあった」と語っていました。

今回の対戦相手は体重こそ15キロの差がありますが、身長は自身の167センチよりわずか1センチ高いだけでした。「身長差はほとんどない。100キロ超級の選手とも渡り合えるよう、しっかりと勝ち進みたい」と意気込みを見せていました。

大会に向けて阿部は「体重は72、73キロで安定させ、練習を重ねてきた。この状態が一番、自分の力を最大限に発揮できる状態だ」と通常より増量した体重で試合に臨んでいます。

2回戦では、登録体重差がほぼ倍となる120キロの鈴木太陽(天理大4年)との対戦が待ち構えています。【飯岡大暉】

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