** 【柔道】阿部一二三、“体重無差別”2回戦で敗退も「セコい攻めより…」120キロの相手に堂々と挑む **

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男子66キロ級でオリンピック(五輪)2連覇を果たした阿部一二三(27=パーク24)の挑戦は、2回戦で幕を閉じました。100キロを超える階級を主戦場とする鈴木太陽(天理大4年)と対戦し、力尽きました。

初めての「体重無差別」の戦いを終え、「歴史ある全日本選手権に出たかった。畳の上に立てて、本当に幸せだった。改めて、やっぱり柔道が大好きだと感じました。僕には柔道しかないなと思いました」と感慨深く語りました。

1回戦では81キロの相手に一本勝ちしましたが、2回戦は残り57秒まで互角に戦いました。「判定なら多分負ける」と前に出たものの、120キロと体重がほぼ2倍の相手に大内返しで押しつぶされました。それでも「自分らしい柔道ができた。(旗)判定を狙ってセコい攻めをするより、抱きついて大内刈りを仕掛けようと思いました。負けてしまって悔しいですが、スッキリしています」と晴れやかな表情を見せました。

五輪2連覇で、階級別では“無敵”である阿部選手。この日は、自身より大きな相手に対する2戦に臨み「挑戦者としての気持ちはとても大切。組み手も重量級の相手にしっかりとできた。非常に自信になりました」と手応えを得ました。

再挑戦の可能性については「少しの間、いいかな」と笑いつつ、「気持ちが再び出たい、全日本選手権で勝ちに行きたいと思ったら出ようと思います」と述べました。

次戦は6月。ハンガリーのブダペストで行われる世界選手権で、23年大会以来の5度目の優勝を目指します。「自分らしい投げ技を披露し、圧倒的な力で優勝する」と見据えました。【飯岡大暉】

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