Day: April 29, 2025

** 【柔道】阿部一二三、“体重無差別”2回戦で敗退も「セコい攻めより…」120キロの相手に堂々と挑む **

** 男子66キロ級でオリンピック(五輪)2連覇を果たした阿部一二三(27=パーク24)の挑戦は、2回戦で幕を閉じました。100キロを超える階級を主戦場とする鈴木太陽(天理大4年)と対戦し、力尽きました。 初めての「体重無差別」の戦いを終え、「歴史ある全日本選手権に出たかった。畳の上に立てて、本当に幸せだった。改めて、やっぱり柔道が大好きだと感じました。僕には柔道しかないなと思いました」と感慨深く語りました。 1回戦では81キロの相手に一本勝ちしましたが、2回戦は残り57秒まで互角に戦いました。「判定なら多分負ける」と前に出たものの、120キロと体重がほぼ2倍の相手に大内返しで押しつぶされました。それでも「自分らしい柔道ができた。(旗)判定を狙ってセコい攻めをするより、抱きついて大内刈りを仕掛けようと思いました。負けてしまって悔しいですが、スッキリしています」と晴れやかな表情を見せました。 五輪2連覇で、階級別では“無敵”である阿部選手。この日は、自身より大きな相手に対する2戦に臨み「挑戦者としての気持ちはとても大切。組み手も重量級の相手にしっかりとできた。非常に自信になりました」と手応えを得ました。 再挑戦の可能性については「少しの間、いいかな」と笑いつつ、「気持ちが再び出たい、全日本選手権で勝ちに行きたいと思ったら出ようと思います」と述べました。 次戦は6月。ハンガリーのブダペストで行われる世界選手権で、23年大会以来の5度目の優勝を目指します。「自分らしい投げ技を披露し、圧倒的な力で優勝する」と見据えました。【飯岡大暉】

【セ・リーグ】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報

各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え&2軍情報、広報情報をお届けします。 阪神先週の結果と今週の予定 【阪神】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 広島先週の結果と今週の予定 【広島】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 巨人先週の結果と今週の予定 【巨人】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 DeNA先週の結果と今週の予定 【DeNA】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 中日先週の結果と今週の予定 【中日】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 ヤクルト先週の結果と今週の予定 【ヤクルト】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報 入れ替え&2軍情報 阪神湯浅京己が2季ぶり1軍昇格 巨人坂本勇人は2軍戦5試合出場 【パ・リーグ】先週のMVP&今週の展望、入れ替え&広報情報

【パ・リーグ】各チームの先週のMVPと今週の展望、選手交替情報&広報情報

各チームの現状をお伝えします! 各球団の担当記者が選出した、先週のMVPと今週の注目ポイント、選手交替や2軍の情報、広報に関連する情報をお届けします。 オリックスの先週の結果と今週の予定 楽天の先週の結果と今週の予測 日本ハムの先週の結果と今週の見通し ロッテの先週の成果と今週の見所 西武の先週のパフォーマンスと今週の計画 ソフトバンクの先週の結果と今週の計画 選手交替&2軍情報

大谷翔平の初代ヘッドバンプパートナー、マッカロー監督と再会 父親になった大谷にアドバイス

ドジャースに所属していた際、大谷翔平投手(30)の「初代ヘッドバンプパートナー」として知られるマーリンズのクレイトン・マッカロー監督が、大谷をはじめとする古巣の仲間たちと久しぶりに再会しました。ドジャースでは一塁コーチを務めていたマッカロー監督は、大谷が安打を放ち出塁するたびに彼とヘッドバンプを交わしていました。この日、試合前のフィールドで大谷と談笑し、「ショーヘイ、今日は4打数無安打だな」とジョークを飛ばす場面もありました。マッカロー監督は、「私にとっても家族にとっても素晴らしい4年間だった。皆さんと再会できて嬉しかった」と話し、大谷については「ショウヘイの大ファンです。彼を近くで見守ることができた素晴らしい経験でした」と語りました。また、大谷が父親になった際にはショートメールで祝福のメッセージを送ったことを明かし、「私もとても嬉しいです。私自身も父親なので、先輩として良いアドバイスができると思います。機会があるときにはきちんと抱きしめてあげることですね。子どもはあっという間に大きくなります」と語りました。

【柔道】阿部一二三、重量級の相手を「1分23秒」で圧倒!初の“無差別級”で120キロの次戦へ

男子66キロ級でオリンピック2連覇を果たしている阿部一二三(27=パーク24)が初戦を突破しました。最初の試合では、主に81キロ級で戦っている佐藤佑治郎(23=山形県警)を相手に挑みました。自身の名前と同じ「1分23秒」で、見事な背負い投げで一本勝ちを収めました。 敗れた佐藤は圧倒的な技の力に驚嘆し、「これが世界レベルか」と感心しました。 阿部にとって初の試みとなる「体重無差別」の舞台での出場。この試合形式には以前から参加資格があったものの、負傷のリスクを考慮してこれまで見送ってきました。しかし、パリ五輪の翌年に参加を決意。前日の記者会見では、「全日本選手権は自分にとって特別なもの。戦いたいという思いがあった」と語っていました。 今回の対戦相手は体重こそ15キロの差がありますが、身長は自身の167センチよりわずか1センチ高いだけでした。「身長差はほとんどない。100キロ超級の選手とも渡り合えるよう、しっかりと勝ち進みたい」と意気込みを見せていました。 大会に向けて阿部は「体重は72、73キロで安定させ、練習を重ねてきた。この状態が一番、自分の力を最大限に発揮できる状態だ」と通常より増量した体重で試合に臨んでいます。 2回戦では、登録体重差がほぼ倍となる120キロの鈴木太陽(天理大4年)との対戦が待ち構えています。【飯岡大暉】

オリオールズ菅野智之がヤンキース戦で3勝目 スプリットが抜群でジャッジ含む最多8奪三振

オリオールズ菅野智之投手(35)が、ヤンキース戦に公式戦初先発し、5回5安打無失点の好投で3勝目(1敗)を挙げた。1回は2死満塁のピンチを背負ったが、ボルピを遊ゴロで無失点。3回は1死一、三塁のピンチを迎えたが、4番ゴールドシュミット、5番チザムを連続三振に封じ、打繊に流れを呼び込んだ。最大のハイライトは5回に訪れた。無死一塁で迎えたのは試合前時点で打率4割6厘のアーロン・ジャッジ外野手(33)。カウント2-2から低めに沈むスプリットで空振り三振を奪った。自身メジャー最多の8奪三振をマークしたが、効果的だったのがスプリットだった。ジャッジを含む6三振をスプリットで奪って、ア・リーグ東地区首位のヤンキース打線を封じた。チームの窮地を救う投球だった。前カードのタイガースとの3試合で3連敗。重苦しい雰囲気が漂う中、今季2度目の中4日での登板で5回無失点の快投で振り払った。【動画はこちら】――>>菅野智之、連続三振でピンチ脱出 変化の大きなスプリッターで空振り誘う

【こんな人】メジャー制覇西郷真央、師匠ジャンボ尾崎の金言を胸に初志貫徹 困難でこそ力を発揮

<米女子ゴルフツアー:シェブロン選手権>◇最終日◇27日◇米テキサス州カールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72)◇賞金総額800万ドル(約11億6000万円)優勝120万ドル(約1億7400万円) 島津製作所所属の西郷真央選手(23)が、米ツアー2年目にして待望の初優勝をメジャー大会で成し遂げました。彼は3バーディー、5ボギーの74、通算7アンダーの281というスコアで、絶望的な状況から最終18番ホールで奇跡的にバーディーを決めました。そして5人によるプレーオフを制し、日本女子としては史上5人目のメジャー優勝という快挙を達成しました。この大会は日本勢が唯一未勝利だった会であり、メジャー全5大会を制覇したことになります。    ◇   ◇   ◇ 西郷真央がメジャーに初出場したのは、昨年6月の全米女子オープンでした。会場の米ノースカロライナ州にあるパインニードルズ・ロッジ&GCでの開幕前の練習ラウンドに参加し、他の選手に混じって練習を行いました。彼女は、約25メートル離れたティーイングエリアから元気いっぱいに「こんにちは!」と大声で挨拶をする姿が印象的でした。こんなに遠くからの挨拶や報道関係者に愛嬌を振りまく様子は、見たことがなかったので驚きました。彼女の初メジャー出場に対する興奮が現れていたのだと思います。 プロ入り2シーズン目の昨年、日本国内ツアーで開幕から10戦中5勝を挙げていました。コロナ禍でルーキーシーズンが延長された2020-21年も、優勝こそなかったものの21回もトップ10入りし、約1億7900万円の賞金を獲得してツアー4位にランクインしていました。彼女はゴルフクラブを振る練習が大好きで、報道の取材対応を後回しにすることが多かったですが、その日は非常に多くの話をしてくれました。 「日本にはないような難しいコースだけど、頭を使ってしっかりプレーしないと簡単にボギーやダボが増えてしまう」と話していました。困難に対処するほど彼女は燃え上がるタイプで、ルーキーシーズンでも「強い選手になる」と言い続けていました。彼女の師匠である「ジャンボ」尾崎将司は、彼女に「困難にくじけず、困難でこそ実力を発揮できる選手になれ」と言い聞かせてきました。 尾崎から初メジャーに臨む前にかけられた言葉の中には、「学べることはたくさんある。しっかり吸収して」と「今までやってきたことを全力でぶつけてこい」がありました。この言葉を胸に、彼女は日本人女子5人目のメジャー制覇を達成しました。【高田文太】