【西武】高橋光成「迷惑をかけたと思うんですけどこれが絶対生きてくる」597日ぶりに勝利投手** **

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西武の高橋光成投手(28)が597日ぶりに勝利投手となりました。
勝利の瞬間、彼の顔には喜びの笑顔があふれました。しかし、高橋は「もう、訳わかんない感情になりました。久々すぎて」と心境を明かしました。多くの仲間とハイタッチし、抱擁を交わしました。
今シーズンこれまでの戦績は0勝2敗、昨シーズンは0勝11敗。前回の勝利は23年9月10日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で、今回の勝利までに1966球の投球が必要でした。
高橋はお立ち台で「お待たせしました、すいません」と言いながら笑顔を見せましたが、その道のりは決して楽なものではありませんでした。
「試合後はもうずっと泣きそうだったんですけど、こらえてましたね。チームメートとハイタッチしたり、ファンの皆さんからの声援を受けたりして、本当に危うく涙が出そうになりました」と語ります。その瞬間の感動は言葉では言い尽くせませんでした。
ついに彼は長いトンネルを抜けました。「こういうことになって得るものってすごくたくさんあって、そういうのを感じられたりだとか、この経験っていうのは今後の野球人生だけじゃなくて自分の人生にも生きてくると思うので。本当に今日の勝利は大きいです」と彼は振り返ります。
捕手陣にも感謝の気持ちを伝え、「本当に迷惑をかけたと思うんですけど、でもこれが絶対生きてくると思う。生きてくるっていうか、こういう経験ってなかなかできないです。お互い。それはポジティブに捉えて、今後の野球人生につなげていけたらなって。お互い、そう思っていると思います」と述べました。
この勝利は彼の人生に新たな光をもたらしました。【金子真仁】