自殺未遂を明かしたレッドソックスのデュラン、ヤジに激怒 観客が退場、対戦チームが謝罪

レッドソックスの外野手、ジャレン・デュラン(28歳)が観客席からの挑発的なヤジに腹を立てる一幕がありました。ガーディアンズとの試合中の7回、スタンドに向かおうとしましたが、チームメイトや審判に制止されました。「観客の不適切な発言がありましたが、セキュリティや審判が速やかに対応してくれて感謝しています」とデュランはコメント。ヤジを飛ばした観客は場から退場させられました。
デュランは4月8日にネットフリックスで公開されたドキュメンタリー「ザ・クラブハウス レッドソックスとの1年」で過去にうつ病に苦しみ、自殺未遂を経験したことを公表していました。今回はその公表後初めてメンタル面でのヤジを受けたとのことです。「自分の内面を公開することで、相手に弱みを握られることもあります。しかし、優れたサポートスタッフやチームメイト、コーチ、そして応援してくれるファンのおかげで、本当に心強いと感じています」と述べました。
ガーディアンズは試合後に声明を出し、「レッドソックスの選手とファンの間で起こった状況を認識しています。これはファン行動規範違反であり、このような行動の重大性を真摯に受け止めています。レッドソックスの組織、関与した選手、周囲のファンに謝罪し、現在この状況に対処しています。問題の観客を特定し、今後の対策についてメジャーリーグベースボールと協力していく予定です。選手やファンに最高の体験を提供することを目指している私たちにとって、今回のことは非常に残念です」と謝罪をしました。