矢吹正道陣営がJBCに公式な謝罪を求める — 寺地の唯一の敗北を「議論が残る」としたリングアナウンサーへの処分も要求

ボクシングIBF世界フライ級王者である矢吹正道選手(32)の所属するLUSH緑ジムは、28日に日本ボクシングコミッション(JBC)に対して抗議文を送付したと発表しました。
これは、3月13日に東京・両国国技館で行われたフライ級の世界統一戦に関連しています。この試合では、WBC王者の寺地拳四朗選手とWBA王者のユーリ阿久井政悟選手が対戦しました。試合中、リングアナウンサーが寺地選手の唯一の敗北について「議論が残る」と表現しましたが、これは21年9月に寺地がWBC世界ライトフライ級王座を9度目の防衛戦で矢吹選手に10回TKOで敗れた試合のことを指しています。
当時、試合に関してインターネット上で矢吹選手の反則(バッティング)についての指摘がありましたが、公式な結果としては矢吹選手の勝利となっています。ジム側はこの件について個人的な見解を持ち出されたことを問題視し、3月17日にJBCに抗議文を初めて提出しました。しかし改善が見られなかったため、今月26日に再度提出しました。
ジム側の要求として、JBCから矢吹選手への公式な謝罪を求め、問題の発言を行ったリングアナウンサーへの処分も求めています。