【バレー】緊迫の試合で疑惑の判定、「こんな展開は嫌だ」と不満の声相次ぐ―レッドカードが問題に

議論を呼ぶ判定で試合の勝敗が決まった。
セットカウント2-1でリードしていたサントリーの第4セット。名古屋は終盤まで不利な状況にあったが、ニミル・アブデルアジズのサービスエースで24-24と追いつく。さらに25-25の場面で、ティネ・ウルナウトのスパイクがアウトとされたが、ビデオ判定によりチャレンジが成功し、26-25でセットポイントを奪い取った。
しかし、スクリーンに「タッチ」を示すマークが表示されなかったため、アブデルアジズは「チャレンジが失敗した」と誤解し、審判に抗議した。この行動がマナー違反とされ、既にイエローカードを受けていた彼はレッドカードを受けてしまった。これによりサントリーに得点が入り、26-26の同点。さらにサーブ権がサントリーに渡った。
名古屋側は納得できない様子を見せたものの、試合は再開。サントリーが得点を重ね、27-26でセットポイントを握ると、最終的にシリフカのブロックアウトでサントリーが勝利を収めた。Jスポーツの解説者・福山汰一氏は「説明が必要では?」と疑問を投げかけた。
重要な試合展開であったことに加え、レッドカードを巡る説明が不足していることに対して、ファンから不満の声が続出。「運営のやり方が良くない」「こんな結果でウルドが負けるのは理不尽だ」「今後SVリーグを観るのをやめたい」「ニミル、日本に来てくれてありがとう」と、SNSには批判や不満のコメントが殺到した。