【中日】ファウルを両手で払った井上監督「ちょっと痛かった」テーピング巻き会見登場/一問一答

中日ドラゴンズが連敗を3で止め、負け越しを2に抑えました。
先発の松葉貴大投手(34)はプロ入り13年目で初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫し、守護神の松山晋也投手(24)が残りの2アウトを連続三振で締めくくりました。
井上一樹監督(53)は、7回にヤクルト赤羽選手が放ったファウルボールがベンチへ飛んできた際、両手で払いのけました。そして試合後の記者会見に、左手の薬指と中指にテーピングを巻いて姿を見せました。一問一答は以下の通りです。
(テレビ)
-余裕を持って見られたのでは。
「いやいや、そのような余裕はありませんよ。流れの中で松葉が良い流れを作ってくれて、彼のこれまでの投球の安定感を考えれば信頼度は高かったです。」
-松葉が完封を逃したのは残念。マウンドでは何か話しかけていましたか。
「『また宿題が出来たじゃないか』と。彼は完投や完封を狙っていましたが、(捕手の)木下選手に聞いたら『9回はちょっと球が浮いていましたね』ということでしたので、まだシーズンは続きますし、そういうチャンスはまだあると思います。今日も松葉に救われた試合でした。」
-打線も初回の相手のミスで得点しましたが、その後も追加点がありました。指揮を振るう甲斐がありましたね。
「今日は色々と動きを出しながら、自分の中でのムービングサタデー的なイメージで試合を進めました。それがハマった部分もあり、反省点もありますが、上手くいったと思います。」
-スクイズや盗塁もありましたね。
「最近勝てていないこともあり、指揮を振ることが億劫だったのですが、今日は選手を信じて思い切って振りました。」
-今季最多の12安打でしたね。
「12安打が最多というのも課題ではありますが、我々の打線がようやく冬眠から覚めつつあり、それぞれが良さを出して、2桁安打が増え、得点に繋がればと思います。」
-6回の守備から上林が交代しましたね。
「詳しくは言えませんが、少し気になる部分があり、上林は我がチームに欠かせない選手ですので、敢えて交代させました。」
-明日へ向けて。
「一戦一戦を積み重ねていくことが重要です。メンバーの選定もしっかり考えて信じて、次の試合に向けて準備を進めたいと思います。」
(ペン)
-松葉は開幕から安定感がありますね。
「落ち着いて投げる度胸があります。それに、彼はポジティブな言葉しか発しないので、成績にも繋がっています。」
-松山は準備していたのでしょうか。
「もちろん、勝ち越し点が入ると考え、準備はさせていました。」
-勝利の円陣で土田選手を指名しましたね。
「私が指名したわけではなく、『龍空だよね、龍空だよね』という声がありました。彼は初めての円陣でしたが、良い仕事をしていました。」
-金丸が2軍戦で6回無失点でした。今後の期待や見通しは。
「焦らず、丁寧に成長を支えていきたいと思います。」
-上林は明日も大丈夫でしょうか。
「大丈夫だと思います。少し気になるので念のため交代させました。大事には至らないと思います。」
-7回に赤羽のファウルを受けた監督の左手は大丈夫ですか。
「はい、ファウルボールが来たときに払い落としましたが、少し痛かっただけで、今日の勝利が薬です。」