【バレー】大阪B退団のジェスキーがリーグに提言「利益ばかりに目を向けず選手の健康を大切に」

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準決勝で敗退した大阪ブルテオンのトーマス・ジェスキー(31)は、SVリーグのさらなる発展を願い、率直な意見を伝えました。

今季限りでチームを離れることとなったジェスキーは、5月に開催されるアジアクラブ選手権には出場せず、この日が大阪Bでの最後の試合となりました。

23年にパナソニック(現在の大阪B)に加入し、今季はミゲル・ロペス、西田有志に次ぐ426得点を挙げ、レギュラーシーズン(RS)1位に大きく貢献しました。これまでの日本での活動を振り返り、ジェスキーは「パナソニックから声がかかった時は本当にうれしかったし、誇らしかった。毎日7時間ほど共に過ごしたチームメートと働けたことが何よりの喜びだった。特に印象に残っているのは、『スマッシュブラザーズ』でたくさん遊び、たくさん笑ったこと(笑)」と笑顔で語りました。

日本への愛情があるからこそ、環境の改善につながる意見も湧き出ました。44試合に及ぶRSについて、彼は「リーグは選手たちの健康状態にもっと配慮するべきだ。今は正直、選手の健康より利益を優先していると感じる。プレーオフが2試合で終わるのも本当に理解できない。RSを短くし、プレーオフにもっと時間をかけることができれば、選手もファンもより楽しめる」と自身の考えを提案しました。対戦回数についても「チームによって4試合や6試合という差がある理由も納得できなかった」と、新しいシステムへの改善を求めました。

リーグ運営に疑問を抱く一方で、大きな期待も寄せています。「日本の組織や環境は世界で最も素晴らしいと思う。だからこそ、必要な部分を変えれば、最高のリーグになれると信じている」。ラストマッチで涙を流したアメリカ代表は、最後に熱いメッセージを届けました。

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