Day: April 26, 2025

【バレー】西田有志が涙…大阪B終戦「最後の1点取り切れなかった」悔しさ胸に来季リベンジ誓う

レギュラーシーズン(RS)1位の大阪Bが準決勝で同4位の愛知に連敗し、決勝進出を逃した。大阪Bは第1セットを奪われた後、2セットを連取。激戦となった第4セットを落とすと、最終第5セットも一歩届かず敗戦。前日25日の第1戦も制した愛知が、決勝へ駒を進めた。     ◇     ◇     ◇RSを制した大阪Bが、悔しい敗戦で今季を終えた。1-1で迎えた第3セットでは、エース西田有志(25)がサービスエース3本を含む4連続得点を決めるなど爆発。しかし続く第4セットでは、2度のマッチポイントを迎えながらも試合を決める1本が出なかった。第1戦で封じられながらも、この日最多26得点をたたき出した西田は「最後の1点が取り切れなかった」と要所で決められなかったことを悔やんだ。RSでの対戦では、5勝1敗と上回った相手にまさかの連敗。ティリ監督は2戦先勝で勝ち抜けとなる短期決戦への調整に苦慮したことを明かした。「RSとプレーオフは全然別の世界。うまく準備を持っていけなかったところは後悔している」と肩を落とした。ウオーミングアップの際、今季でチームを離れるジェスキーに「今日で終わりじゃないから」と伝え、勝利を確信していた西田は、想定より早い終戦に涙した。「しっかり反省して次に勝ちたい」。悔しさを胸に刻みながら、来季のリベンジを誓った。【永田淳】【バレー】サントリーがストレート勝ちで第3戦へ 1位大阪Bは敗退/SVリーグCS準決勝第2戦

【陸上】サニブラウン、ダイヤモンドリーグ開幕戦で10秒42の結果に 1位はシンビネ、記録は9秒99

世界大会で連続入賞を果たしている陸上選手、サニブラウン・ハキーム(26=東レ)がダイヤモンドリーグ開幕戦で、スタートで出遅れた後、追い風0.2メートルの中10秒42で全体の最下位10位となりました。優勝したのは南アフリカの選手シンビネで、記録は9秒99でした。サニブラウンは昨年夏、パリオリンピックの準決勝で9秒96の自己ベストを記録しましたが、決勝進出にはわずか0.03秒及びませんでした。今年9月に開催される世界選手権東京大会(国立競技場)でのリベンジが期待されます。彼はすでに参加標準記録の10秒00を突破しています。7月上旬に行われる日本選手権で3位以内に入れば代表が内定。また、世界ランキングによっても代表入りの可能性があります。

【バレー】大阪B退団のジェスキーがリーグに提言「利益ばかりに目を向けず選手の健康を大切に」

準決勝で敗退した大阪ブルテオンのトーマス・ジェスキー(31)は、SVリーグのさらなる発展を願い、率直な意見を伝えました。今季限りでチームを離れることとなったジェスキーは、5月に開催されるアジアクラブ選手権には出場せず、この日が大阪Bでの最後の試合となりました。23年にパナソニック(現在の大阪B)に加入し、今季はミゲル・ロペス、西田有志に次ぐ426得点を挙げ、レギュラーシーズン(RS)1位に大きく貢献しました。これまでの日本での活動を振り返り、ジェスキーは「パナソニックから声がかかった時は本当にうれしかったし、誇らしかった。毎日7時間ほど共に過ごしたチームメートと働けたことが何よりの喜びだった。特に印象に残っているのは、『スマッシュブラザーズ』でたくさん遊び、たくさん笑ったこと(笑)」と笑顔で語りました。日本への愛情があるからこそ、環境の改善につながる意見も湧き出ました。44試合に及ぶRSについて、彼は「リーグは選手たちの健康状態にもっと配慮するべきだ。今は正直、選手の健康より利益を優先していると感じる。プレーオフが2試合で終わるのも本当に理解できない。RSを短くし、プレーオフにもっと時間をかけることができれば、選手もファンもより楽しめる」と自身の考えを提案しました。対戦回数についても「チームによって4試合や6試合という差がある理由も納得できなかった」と、新しいシステムへの改善を求めました。リーグ運営に疑問を抱く一方で、大きな期待も寄せています。「日本の組織や環境は世界で最も素晴らしいと思う。だからこそ、必要な部分を変えれば、最高のリーグになれると信じている」。ラストマッチで涙を流したアメリカ代表は、最後に熱いメッセージを届けました。

【データ】中日松山晋也が71年ぶりの偉業!プロ初登板から通算100回以上登板で被弾ゼロ

中日ドラゴンズは連敗を3で食い止め、負け越しを2に縮めました。先発の松葉貴大投手(34歳)はプロ13年目にして初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫しました。続いて守護神の松山晋也投手(24歳)が残り2つのアウトを連続三振で締めくくりました。   ◇   ◇   ◇▼松山選手は、プロ初登板の2023年6月17日、日本ハム戦から通算100回1/3を投げ、本塁打を一度も許していません。プロ初登板から被本塁打ゼロのまま100回以上を投げ続けるのは、1954年の宅和投手(南海)以来、71年ぶりのことです。宅和選手は新人のとき、西鉄戦で中西選手に打たれるまで被本塁打ゼロを131回2/3続けました。松山選手は前回の登板で、69年から70年にかけての安木投手(ヤクルト)が持つ98回2/3を超え、2リーグ制導入後では宅和に次ぐ2人目となるこの偉業を達成しました。

【阪神】大山悠輔「魚雷バット」で2戦連続V打 今季最長6連勝で自ら通算1000試合出場に花

猛虎が止まらん! 首位阪神が5番大山悠輔内野手(30)の8回決勝打に導かれ、今季最長の連勝を6に伸ばした。前日25日から「トルピード(魚雷)バット」を使い始めた主砲は2戦連続の決勝打を放ち、通算1000試合出場を自ら祝福。5度のV打はリーグトップで、6連勝中は4度のV打と勝負強さが際立つ。チームは球団77年ぶり、1950年(昭25)の2リーグ分立後では初の巨人戦開幕5戦5勝をマーク。今季最多の貯金6で、2位広島とのゲーム差を1・5に広げた。   ◇   ◇   ◇数メートル先の佐藤輝が一塁へ歩き始める。申告敬遠がコールされると、甲子園の四方八方から怒号にも似た大歓声が沸き起こった。今季甲子園最多の観客4万2631人も我を失いかけそうな空気感。渦中の大山だけは感情を揺れ動かすことなく、黙々と丁寧に素振りを繰り返していた。「いや、もう冷静に打席に向かいました。そういう場面もあるだろうと想定して準備していました」同点で迎えた8回裏1死二塁、4番が歩かされた。一、二塁でマウンド上には右腕の田中瑛。スライダーを見逃した直後の2球目、内角149キロシュートを振り抜いた。鋭いゴロで三塁線を破る決勝二塁打。二塁ベースに到達すると、5番はパンと手をたたいた。「何回か対戦もあったので、ボールの軌道であったり、どういう投手なのかは頭に入っていました」前日25日から使用する「魚雷バット」は芯が手元寄りにあり、内角球にも対応しやすい。新バットの利点も生かした“読み勝ち打”を決め、77年ぶりの巨人戦開幕5戦5勝に導いた。クリーンアップのトリを任される今季。打点へのこだわりを隠さない。2月の沖縄・宜野座キャンプ中はフリー打撃から得点圏に走者を置いた場面を想定。安打、犠飛どころか、内野ゴロを転がすためのバットの出し方まで確認していた。「場面場面で嫌らしい仕事ができるようになりたいので。あとは……何を考えているのか相手に悟らせないことですかね」虎の背番号3は数年前と比べて明らかに“不気味度”が増した。狙い球が分かりづらくなった。「捕手は打者のしぐさの1つ1つを『演技なのか演技じゃないのか』も含めて見ている。そこであえて『うわー見逃してしまった』みたいな雰囲気を出してみたり。ここ数年は対捕手の部分も増えてきました」この日も勝負どころでバッテリーとの駆け引きに勝利。今季5度目のV打はリーグ最多の数字だ。これで通算1000試合出場も達成。「僕1人の力では無理でした」と周囲への感謝を忘れない姿勢も、リーダー格として頼もしい。チームは8回表1死満塁のピンチを遊撃小幡の大ファインプレーから切り抜け、8回裏に4得点。主役は“一丸力”に胸を張った。「その前のイニングの守備ですごく勢いがついた。本当に全員の勝利。お立ち台も僕だけでなくチーム全員で上がりたいぐらい」今季最長の6連勝、今季最多の貯金6。藤川阪神が、強い。【佐井陽介】▼前日に続いて勝利打点(V打)を挙げたのは大山。これで大山の今週のV打は22、23日のDeNA戦も含めて4度目。阪神で週間4度のV打は、98年ハンセン以来27年ぶり。ハンセンは7月29、30日広島戦と31日、8月2日巨人戦でV打をマークした。【関連記事】阪神ニュース一覧

【バレー】井上博明さんが67歳で逝去、九州文化学園高を数多く日本一に導いた名監督

女子バレーボールにおいて長崎県の九州文化学園高等学校を数多く日本一に導いた名指導者、井上博明(いのうえ・ひろあき)さんが、26日午前2時11分に下咽頭がんのため長崎県佐世保市の病院で他界されました。享年67歳。井上さんは長崎県の出身です。葬儀・告別式は、29日午前11時より佐世保市元町1-15のさせぼ元町メモリードホールで執り行われます。喪主は妻の由美子(ゆみこ)さんです。井上さんは日本体育大学を卒業後、九州文化学園高等学校を全国屈指のバレーボール強豪校に育て上げました。定年退職後は2023年から新たに長崎県で西彼杵高等学校を指導し、今年1月の全日本高校選手権で同校を初出場に導きました。

「プラチナ世代」青木香奈子が下部ツアーでプロ初勝利、中村心とのプレーオフで新人対決を制す

プロ1年目の青木香奈子(25歳=マイナビ)は、中村心(19歳=ヤマエグループHD)とのプレーオフにおいて新人対決を制し、プロとして初の優勝を果たしました。まだ下部ツアーではありますが、この勝利は彼女を新たなヒロインとして躍進させる大きな一歩となりました。 青木は単独首位でスタートし、6バーディー、4ボギーで70をマークし、通算12アンダー、204を記録。一時は後続を3打差で引き離しましたが、終盤の15番から3連続ボギーを叩き、並ばれました。しかし、18番でのプレーオフ3ホール目でバーディーを奪い、勝利を決めました。 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式インスタグラムでは、真っ白なチャンピオンジャケットをまとい、優勝メッセージを寄せました。「大王海運レディースオープンを優勝することができました。今日は少し苦しいゴルフでしたが、プレーオフで勝つことができ、本当に嬉しいです」と喜びを表し、今後については「ステップアップツアーでの2勝目、そしてレギュラーツアーでのトップ10入りを目指し、頑張りたいです」とさらなる飛躍への意気込みを語りました。 ファンからは「青カナ優勝おめでとう 本当に素晴らしかった」「とても強かったです」「今年一番注目しています」などの声が寄せられました。 宮崎市出身の青木は、昨年のプロテストに6回目の挑戦で合格しました。デビュー前から多くのスポンサー契約オファーを受け、9社と契約を結びました。インスタグラムのフォロワー数は8万人を超え、今注目を浴びるルーキーのひとりです。同じ01年度生まれの「プラチナ世代」には、古江彩佳、西村優菜、吉田優利、安田祐香などがいます。 今シーズンのレギュラーツアーでは4試合に出場し、2試合で予選を通過。デビュー戦となった3月の「Vポイント×SMBC」では13位と健闘しました。下部ツアーであるステップアップツアーでは2試合目で頂点に立ちました。ルーキーとしては、先週の「フンドーキンレディース」を制した水木春花に続き、2人目の優勝者となりました。

【陸上】村竹ラシッド、東京世界陸上110m障害代表に内定 日本勢トラック種目で“第1号”

日本記録保持者である村竹ラシッド選手(23歳、JAL所属)が、9月に行われる世界選手権東京大会の代表に内定しました。彼は13秒14(追い風0.3メートル)のタイムで2位となり、世界選手権の参加標準記録(13秒27)を突破しました。さらに、昨夏のパリ五輪では5位に入賞しており、日本陸連の選考基準を満たして2大会ぶりに2度目の出場権を手にしました。女子やり投げの北口榛花選手など、他の選手もすでに内定を受けていますが、トラック種目に限ると日本勢で最速の内定となります。村竹選手は、順天堂大学4年生時の23年9月に、日本タイ記録の13秒04をマークしました。これは、同大学の2学年先輩である泉谷駿介選手(住友電工所属)の日本記録に並ぶものでした。昨シーズンも好調を維持し、パリ五輪ではオリンピックの短距離個人種目で日本勢として最高位の5位に輝きました。本大会には泉谷選手も出場し、13秒39のタイムで8位となりました。

【中日】ファウルを両手で払った井上監督「ちょっと痛かった」テーピング巻き会見登場/一問一答

中日ドラゴンズが連敗を3で止め、負け越しを2に抑えました。先発の松葉貴大投手(34)はプロ入り13年目で初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫し、守護神の松山晋也投手(24)が残りの2アウトを連続三振で締めくくりました。井上一樹監督(53)は、7回にヤクルト赤羽選手が放ったファウルボールがベンチへ飛んできた際、両手で払いのけました。そして試合後の記者会見に、左手の薬指と中指にテーピングを巻いて姿を見せました。一問一答は以下の通りです。 (テレビ)-余裕を持って見られたのでは。「いやいや、そのような余裕はありませんよ。流れの中で松葉が良い流れを作ってくれて、彼のこれまでの投球の安定感を考えれば信頼度は高かったです。」 -松葉が完封を逃したのは残念。マウンドでは何か話しかけていましたか。「『また宿題が出来たじゃないか』と。彼は完投や完封を狙っていましたが、(捕手の)木下選手に聞いたら『9回はちょっと球が浮いていましたね』ということでしたので、まだシーズンは続きますし、そういうチャンスはまだあると思います。今日も松葉に救われた試合でした。」 -打線も初回の相手のミスで得点しましたが、その後も追加点がありました。指揮を振るう甲斐がありましたね。「今日は色々と動きを出しながら、自分の中でのムービングサタデー的なイメージで試合を進めました。それがハマった部分もあり、反省点もありますが、上手くいったと思います。」 -スクイズや盗塁もありましたね。「最近勝てていないこともあり、指揮を振ることが億劫だったのですが、今日は選手を信じて思い切って振りました。」 -今季最多の12安打でしたね。「12安打が最多というのも課題ではありますが、我々の打線がようやく冬眠から覚めつつあり、それぞれが良さを出して、2桁安打が増え、得点に繋がればと思います。」 -6回の守備から上林が交代しましたね。「詳しくは言えませんが、少し気になる部分があり、上林は我がチームに欠かせない選手ですので、敢えて交代させました。」 -明日へ向けて。「一戦一戦を積み重ねていくことが重要です。メンバーの選定もしっかり考えて信じて、次の試合に向けて準備を進めたいと思います。」 (ペン)-松葉は開幕から安定感がありますね。「落ち着いて投げる度胸があります。それに、彼はポジティブな言葉しか発しないので、成績にも繋がっています。」 -松山は準備していたのでしょうか。「もちろん、勝ち越し点が入ると考え、準備はさせていました。」 -勝利の円陣で土田選手を指名しましたね。「私が指名したわけではなく、『龍空だよね、龍空だよね』という声がありました。彼は初めての円陣でしたが、良い仕事をしていました。」 -金丸が2軍戦で6回無失点でした。今後の期待や見通しは。「焦らず、丁寧に成長を支えていきたいと思います。」 -上林は明日も大丈夫でしょうか。「大丈夫だと思います。少し気になるので念のため交代させました。大事には至らないと思います。」 -7回に赤羽のファウルを受けた監督の左手は大丈夫ですか。「はい、ファウルボールが来たときに払い落としましたが、少し痛かっただけで、今日の勝利が薬です。」

【日本ハム】決勝ホームランのレイエス、ファンの前に立つのを辞退 「もっと打ってから絶対にファンの前に出ます」

日本ハムのレイエス選手が、チーム全員に感謝の意を示す勝利を手にしました。7回目の打席で15試合ぶりとなる第3号ソロホームランを打ち、最近の不調を見事に打破しました。「一人ではなく、チームの皆がポジティブな声をかけてくれて、良いマインドにしてくれました」と、久しぶりに笑顔を見せました。試合中、新庄監督から「野球を愉しめ」と声をかけられ、八木打撃コーチからも「三振してもいいから昨年の打撃を思い出して欲しい」とアドバイスされました。その後、第一打席での三振後には昨年の本塁打集の動画を見てイメージトレーニングを行い、仲間からの励ましも受けて、貴重な一本を打ちました。「このチームを選んだことに全く後悔はない」と確信しました。試合後のヒーローインタビューを辞退した理由について、「ファンの前に出るからには、昨年のような“明るいレイエス”でありたい」と述べました。本拠地での連敗を5で止めたレイエスは、「もっと打ってから絶対にファンの前に出ます」と約束しました。