【阪神】小山正明さんを偲び、半旗のもとで5連勝し単独首位奪回 藤川監督「必ず勝つ」

阪神タイガースは、開幕から続いた巨人戦で4戦全勝を達成し、8日ぶりに単独首位に返り咲きました。初回には大山悠輔内野手(30)が先制適時打を放ち、1点を先制しました。3回には1アウト一、二塁の場面で佐藤輝明内野手(26)がリーグトップとなる8号3ランでさらに点差を広げました。先発した村上頌樹投手(26)は8回を投げ1失点と好投し、今シーズン4勝目を挙げました。この試合は18日に90歳で亡くなった阪神のレジェンド、小山正明さんを偲び半旗を掲げた中での試合となり、貴重な勝利を収めました。試合後、藤川球児監督(44)は次のようにコメントしました。
-甲子園での伝統の一戦での初采配について
「今日は小山さんのこと(18日に心不全で死去、半旗を掲げ、喪章を着けてプレー)のこともあり、非常に特別な思いで、必ず勝たなければという気持ちでゲームに臨みました」
-小山さんの訃報を受けて翌日の試合への意気込み
「そうですね。江夏さんや田淵さんが来られるなど、特別な試合でした。90周年という記念の年に、寂しさも感じながら、グラウンドでその思いを晴らしたいと強く思いました。本来であれば元気な姿で活躍を見せたかったですが、日々丁寧に、大切に野球に取り組むことを改めて確認しました。チーム全体の教訓として、ファンの皆様に良いプレーをお見せできるよう再確認したところです。」
-村上選手の8回1失点の投球について
「彼を最後まで投げさせたい気持ちがありましたが、本当はもっと可能性がありましたね。」
-5連勝の要因について
「好調だとは思っていませんが。」
-試合前には江夏さんの投げる姿もありました
「グラウンドは私にとっても現役を引退している場所以外であり、特別な空間です。それは責務であり、グラウンドに出ればプロ野球選手としての誇りがあります。本当に感動しました。」